誕生直後にスパム疑惑「はてブマン」、しかしカワイイ!と話題に

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誕生直後にスパム疑惑「はてブマン」、しかしカワイイ!と話題に

はてブマンのアイコン

2013年11月25日(月)、SNSサービス・Twitter上に、新たな非公認キャラクターが誕生した。その名も「はてブマン」。そんなはてブマンが、ユーザーからブックマークして欲しいサイトを募ってしまったことをきっかけに、誕生してからわずか数時間足らずでユーザーからスパムアカウント扱いされてしまうという悲しい末路を迎えたことで話題になっている。

11月25日(月)、はてブマン誕生

11月25日(月)に「はてブマンだブク(・B!・)」というつぶやきと共に誕生した、本家の「はてなブックマーク」とはまったく関係ない非公認キャラクターのはてブマン。良質なニュースをみんなに届けるため〝気になるサイトをブックマーク〟するのが仕事だという。ここまではまだ良かった。

しかし、問題はブックマークして欲しいサイトをユーザーから募っていた行為にある。

悪気はなかったはてブマン……

「はてなブックマーク」は、オンライン上にブックマークを無料で保存できるソーシャルブックマークサービス。ブックマークされたインターネット上の旬なニュースや情報がここに集まるため、多くの方が日々の情報収集などに「はてなブックマーク」を使っている。

この「はてなブックマーク」では、短時間に3つのブックマークが入ると〝新着エントリー〟というカテゴリーに入ると言われている。〝新着エントリー〟に入ると、はてなブックマークの公式サイトでユーザーの目につきやすい箇所にその記事が掲載。

50以上のブックマークがつくと、今度は〝人気エントリー〟というカテゴリーに入る。そうなると、公式サイトでユーザーの目につきやすい箇所に記事が表示されるほか、はてなブックマークの公式Twitterアカウントでも該当する記事をつぶやいてくれるのだ。

エントリー入りするための不正行為はNG

〝新着エントリー〟や〝人気エントリー〟に入ると、格段的にユーザーの目に触れやすい機会が増える。つまりそれは、サイトのアクセス数などにも大きく関わってくるということになる。

そしてここで生じてしまうのが、意図的に〝新着エントリー〟や〝人気エントリー〟に入るように、サイト運営写が身内でブックマーク数を増やす行為だ。この記事をもっといろんな人に知ってもらいたい、サイトのアクセス数を増やしたいという考えなどから行なわれる。はてなブックマークでは、こういった行為をスパム行為として問題視し、禁止している。

はてブマンのしてることはスパム行為なのか…

はてブマンのユーザーからブックマークして欲しいサイトを募る行為は、意図的にエントリー入りさせる行為を助長するのではないか、ということで、誕生してからまもなく〝メンションを送るとブクマしてくれると宣言するスパム垢〟という不名誉なレッテルを貼られてしまったのだと考えられる。

その後、はてブマンは「共犯になるからフォローを外して欲しい」や、「頼まれてないサイトに、はてブ付けるのやめてください」と言われてしまったり、hatebumantodieというアカウントにスパム行為アカウントとしてTwitterの公式サイトに通報されるなど、多くの非難を浴びる結果となってしまった。 はてブマンにはまったくの悪気はなかった。あくまでみんなにとって良質なニュースやサイトをはてブすることによって発信するためにやっていたのだ。しかし、ユーザーからの指摘を受けたはてブマンは、悪気はなかったもののしっかりとその事実を受け止め反省した。

誕生したその日に再出発を果たしたはてブマン

自分の行なおうとしていた行為がスパムに抵触するかもしれないという事実をしっかりと受け止め、新たな気持ちで再出発を果たすべく、はてブマンは、誕生したその日のうちに「はてブマンの行動指針」を記した。

1.はてブマンははてブマンが良いと思ったサイトをはてブするブク
2.はてブマンは、スパムに当たる行為はしないブク
3.はてブマンはみ~んなにいいサイトをお知らせするブク

さらに翌日には、「はてなブックマーク」の公式Twitterアカウントに、このまま「はてブマン」として活動を続けて良いのか確認を取る旨のメッセージを送った。「もしはてなさんに迷惑をかけるようであれば、名前を変更する」とも綴っている。 きちんと自らの過ちを認め、さらには公式にもちゃんと確認を取る。その潔さや真面目さ、そして語尾につける「ブク」というフレーズなどから、今や「可愛い」、「アニキ」と言われるほどにまで愛されている。

現段階では、「はてなブックマーク」の公式アカウントから返事はないため、このままはてブマンとして存続できるかはわからないが、すでに多くの人の心をつかんでいることは間違いないだろう。

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