社会現象化する「スマホ依存」の実態とは? 所有者の8割が自覚あり

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社会現象化する「スマホ依存」の実態とは? 所有者の8割が自覚あり
社会現象化する「スマホ依存」の実態とは? 所有者の8割が自覚あり

画像はイメージ(フリー素材サイト・IM FREEより)

所有率が6割以上を超え、今や私たちの生活に欠かせないものとなっているスマートフォン。電車などでは、ほとんどの乗客がスマートフォンの画面を見つめているという光景も、もはや当たり前になっています。

モバイルに特化した調査研究機関・MMD研究所は、スマートフォンを所有する15歳~59歳の男女562人を対象に、「スマホ依存に関する調査」が実施しました。

その中で「スマホ依存」の自覚があると答えた人は8割にのぼり、年代に関わらず、多くの人たちが「スマホ依存」の自覚をもっているという現状が明らかに。

そこで、社会現象ともいえる「スマホ依存」や、彼らのスマートフォン利用の実態について迫っていきたいと思います!

8割以上が「スマホ依存」の自覚アリ!?

スマホ依存の自覚

「スマホ依存」に関して、「かなり依存している」「やや依存している」と答えた人は合わせて80.5%となり、多くのスマホユーザーが依存を自覚していることが判明。

特に20代においては、40.2%もの人たちが「かなり依存している」と回答。スマートフォンを「なくてはならないもの」として、常に持ち歩いている現状がうかがえます。

とはいえ、上の表を見ればわかるように、全世代で「スマホ依存」の傾向が見られており、年齢に関係なくスマートフォンは生活必需品のひとつとなっているようです。

スマホの利用時間帯は?

スマートフォンをよく利用している時間帯

また、1日の中でのスマートフォンの利用頻度において「よく利用する」「たまに利用する」を合わせて多かった回答は、「帰宅してからベッドに入る前まで」が91.1%、「ベッドに入ってから寝るまで」が76.3%となりました。

スマートフォンユーザーの中には、家で食事をしながらスマートフォンをいじる「ながら食い」をしたり、寝る前に暗闇で画面を見てしまったりする人も多いのではないでしょうか。

最近は、お風呂に入りながらスマートフォンが操作できるグッズなども販売されているので、学校や会社から帰宅した後、眠りにつくまでスマートフォンを離さないという人もいるかもしれません。

「デジタルデトックス」できてますか?

「デジタルデトックス」の認知度

「デジタルデトックス」の必要性

デジタルデトックスとは、IT依存症を防ぐため、デジタル機器から一定期間離れる取り組みのことです。デジタルデトックスの認知度はわずか22.2%で、その必要性に関しては、31.3%の人が「必要だと思うが実践できていない」と回答。

年代別では、10代と20代の4割近くが、必要性を感じつつも実践には至っていないようです。友人や恋人と「いつもつながっていたい」と感じる若い世代だからこそ、スマホから離れられない現状があるのかもしれません。

あなたもなっているかもしれない「テキストサム損傷」とは

「テキストサム損傷」の認知度

テキストサム損傷とは、スマートフォンを長時間使用することで指が変形したり、痛みやしびれを感じる状態のことを指します。調査の結果から、テキストサム損傷の認知度は50.4%で、うち経験者は5.2%となりました。

小指の変形は、スマートフォンの長時間利用が原因であると、一概には言えないという意見もあります。しかし、使い過ぎることで腱鞘炎のような状態に至るおそれもあるため、やはりスマートフォンの使い過ぎには注意が必要です。

もはや他人事ではなくなっている「スマホ依存」。もう一度自分の使い方を見直し、スマートフォンに頼り過ぎない生活を考えてみてはいかがでしょうか。

執筆者:きくちみずほ
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調査情報

スマホ依存に関する調査

調査期間
2015年5月8日〜9日
有効回答数
562人
調査方法
インターネット調査
調査対象
スマートフォンを所有する15歳〜59歳の男女
※調査表中の「N=*」はその設問の有効回答総数です。
本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、
合計しても100%とならない場合がございます。
配信元
MMD研究所

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