同人誌『福島ラーメン組っ!』の〝萌えキャラ〟たちが「福島ラーメン組っ!獅子奮迅隊」として東京ラーメンショー2013に参戦する。
『福島ラーメン組っ!』とは、福島県内のラーメン店10店舗を紹介する同人企画。福島県といえば日本三大ラーメンの一つ、喜多方ラーメンを有し、ご当地ラーメンで有名な県である。そんな福島県内の人気ラーメン店を擬人化し、その可愛すぎる萌えキャラが今話題を呼んでいるのが『福島ラーメン組っ!』だ。
キャラクターをデザインしているのは福島在住のイラストレーター・髙橋わな美さん。元々は自主制作したラーメンガイドの同人誌をコミケで紹介したのが始まりだという。その気になる萌えキャラは容姿はもちろんのこと、キャラクター設定がハンパないのだとか。各店のラーメンの特徴だけでなく、店主の趣味や性格、店舗のリッチや内装など、余すところなくその特徴が盛り込まれた個性的な美少女キャラたち。いったいどんなスペックを備えているのだろうか? さっそく見てみよう!
まずは、二本松市の人気ラーメン店「麺処 中華宴会 若武者」の青森シャモロック鶏中華 塩ver.をイメージした二本松かすみ。彼女は二本松藩が開発した対官軍藩用人型決戦兵器であり、いわゆるアンドロイドという設定だ。
「走るとエアロが外れやすいという欠陥が露呈しお蔵入りしていたが、3.11の地震で目を覚ました。戦時に二本松の人々を守れなかったことを悔やみ、今度は別な形で己の力を活かそうとしているが不器用なのでなかなか上手く行かない。」
と歴史的背景までもを踏まえたキャラクター設定となっている。ちなみになぜ戦闘型アンドロイドなのかというと、戊辰戦争で藩の為に命を落とした二本松少年隊と二本松の伝統工芸品・菊人形、店主のエヴァ好きを統括した結果とのこと。白黒赤の配色はダシの「青森シャモロック」の色と「若武者」のロゴをモチーフにし、名前は霞ヶ城に由来するという。さらに胸元の×マークは二本松藩(丹羽氏)の紋で、耳のエアロはシャモのウイングから着想を得ているのだ。
次は、完全無化調とオーガニックにこだわった「たなつものSHOKUDO」のたまごかけご飯と稲庭中華そばをイメージした五ツ種たまを(いつくさたまを)。福島の五穀豊穣と大地を古来から守って来た稲荷神の化身というイメージで、現在もなお問題となっている地域と農業に関する風評被害と戦っているという設定だ。葉っぱを変化させる能力を持っており、手にしている銃は葉っぱで作った世界で最も簡易な銃「リベレーター」。清めた豆を弾丸にして福島の風評被害と戦うヒロインだ。
「自家製麺ラーメン ぬま屋」の辛みそをイメージしたキャラは吾妻ゆき。ダンス&ボーカル部に所属している。ぬま屋のラーメンを食べるとご当地アイドルになれる……という都市伝説を聞き店に通っていたが、最近ただのジ◯リアンになったという刺激的すぎる背景をもつ。実在するご当地アイドル「Loveit!」(ラビット)のファンがよく来店するというエピソードと、二郎インスパイア系の熱狂的ファンの嗜好性から、アイドル風のルックスをベースにしたという。兎の装飾品や赤い目、命名は福島名物の吾妻山の雪ウサギから。
いかがだっただろう? ラーメンの特徴だけではなく、その土地柄、歴史的背景、店主の趣味まで盛り込まれたキャラクター設定と、そのクオリティの高さに驚いた人も多いのでは? そしてこの美少女たち、実は体のどこかに、絆創膏や包帯、眼帯など痛々しさをもつという共通点がある。これは、イラストレーターの高橋わな美さんが、風評被害と戦う福島を表現したいと意識的に取り入れたものだという。ラーメン、萌えキャラ、震災復興という、一見つながらないテーマが紬合わされ、一つのメッセージとして立ち上がっているのだ。
そんな『福島ラーメン組っ!』の萌えキャラたちと会えるのが、今回の「東京ラーメンショー2013」だ。今年もラーメン食べるしか!「ラーメンショー」に「ラーメンフェスタ」開催でもお伝えした通り、人気ラーメン店が東京に集結する激アツのイベントとなっている。福島の萌えキャラ率いる「福島ラーメン組!獅子奮迅隊」は福島県の若手のラーメン店が集結し立ち上げたスペシャルコラボユニット。2013年11月20日(水)から出店し、本記事で紹介した「麺処 中華宴会 若武者」など5店が協力して開発した新しい福島ラーメン「喜多方黒中華そば」を提供するとのこと。なおこのイベントは、売上のうち5%が被災地復興関連のNPO法人等に寄付される予定だ。
また『福島ラーメン組っ!』は、2013年11月3日(日)に仙台市で開催される同人誌交流即売会イベント「杜の奇跡21」にて販売される予定。
『福島ラーメン組っ!』の萌えキャラが気になる方も、ラーメン好きの方も、福島を応援したい方も「東京ラーメンショー2013」に足を運んでみては?
『福島ラーメン組っ!』とは、福島県内のラーメン店10店舗を紹介する同人企画。福島県といえば日本三大ラーメンの一つ、喜多方ラーメンを有し、ご当地ラーメンで有名な県である。そんな福島県内の人気ラーメン店を擬人化し、その可愛すぎる萌えキャラが今話題を呼んでいるのが『福島ラーメン組っ!』だ。
キャラクターをデザインしているのは福島在住のイラストレーター・髙橋わな美さん。元々は自主制作したラーメンガイドの同人誌をコミケで紹介したのが始まりだという。その気になる萌えキャラは容姿はもちろんのこと、キャラクター設定がハンパないのだとか。各店のラーメンの特徴だけでなく、店主の趣味や性格、店舗のリッチや内装など、余すところなくその特徴が盛り込まれた個性的な美少女キャラたち。いったいどんなスペックを備えているのだろうか? さっそく見てみよう!
二本松かすみ/「麺処 中華宴会 若武者」
まずは、二本松市の人気ラーメン店「麺処 中華宴会 若武者」の青森シャモロック鶏中華 塩ver.をイメージした二本松かすみ。彼女は二本松藩が開発した対官軍藩用人型決戦兵器であり、いわゆるアンドロイドという設定だ。
「走るとエアロが外れやすいという欠陥が露呈しお蔵入りしていたが、3.11の地震で目を覚ました。戦時に二本松の人々を守れなかったことを悔やみ、今度は別な形で己の力を活かそうとしているが不器用なのでなかなか上手く行かない。」
と歴史的背景までもを踏まえたキャラクター設定となっている。ちなみになぜ戦闘型アンドロイドなのかというと、戊辰戦争で藩の為に命を落とした二本松少年隊と二本松の伝統工芸品・菊人形、店主のエヴァ好きを統括した結果とのこと。白黒赤の配色はダシの「青森シャモロック」の色と「若武者」のロゴをモチーフにし、名前は霞ヶ城に由来するという。さらに胸元の×マークは二本松藩(丹羽氏)の紋で、耳のエアロはシャモのウイングから着想を得ているのだ。
五ツ種たまを/「たなつものSHOKUDO」
次は、完全無化調とオーガニックにこだわった「たなつものSHOKUDO」のたまごかけご飯と稲庭中華そばをイメージした五ツ種たまを(いつくさたまを)。福島の五穀豊穣と大地を古来から守って来た稲荷神の化身というイメージで、現在もなお問題となっている地域と農業に関する風評被害と戦っているという設定だ。葉っぱを変化させる能力を持っており、手にしている銃は葉っぱで作った世界で最も簡易な銃「リベレーター」。清めた豆を弾丸にして福島の風評被害と戦うヒロインだ。
吾妻ゆき/「自家製麺ラーメン ぬま屋」
「自家製麺ラーメン ぬま屋」の辛みそをイメージしたキャラは吾妻ゆき。ダンス&ボーカル部に所属している。ぬま屋のラーメンを食べるとご当地アイドルになれる……という都市伝説を聞き店に通っていたが、最近ただのジ◯リアンになったという刺激的すぎる背景をもつ。実在するご当地アイドル「Loveit!」(ラビット)のファンがよく来店するというエピソードと、二郎インスパイア系の熱狂的ファンの嗜好性から、アイドル風のルックスをベースにしたという。兎の装飾品や赤い目、命名は福島名物の吾妻山の雪ウサギから。
いかがだっただろう? ラーメンの特徴だけではなく、その土地柄、歴史的背景、店主の趣味まで盛り込まれたキャラクター設定と、そのクオリティの高さに驚いた人も多いのでは? そしてこの美少女たち、実は体のどこかに、絆創膏や包帯、眼帯など痛々しさをもつという共通点がある。これは、イラストレーターの高橋わな美さんが、風評被害と戦う福島を表現したいと意識的に取り入れたものだという。ラーメン、萌えキャラ、震災復興という、一見つながらないテーマが紬合わされ、一つのメッセージとして立ち上がっているのだ。
東京ラーメンショー2013に「福島ラーメン組!獅子奮迅隊」参戦!
そんな『福島ラーメン組っ!』の萌えキャラたちと会えるのが、今回の「東京ラーメンショー2013」だ。今年もラーメン食べるしか!「ラーメンショー」に「ラーメンフェスタ」開催でもお伝えした通り、人気ラーメン店が東京に集結する激アツのイベントとなっている。福島の萌えキャラ率いる「福島ラーメン組!獅子奮迅隊」は福島県の若手のラーメン店が集結し立ち上げたスペシャルコラボユニット。2013年11月20日(水)から出店し、本記事で紹介した「麺処 中華宴会 若武者」など5店が協力して開発した新しい福島ラーメン「喜多方黒中華そば」を提供するとのこと。なおこのイベントは、売上のうち5%が被災地復興関連のNPO法人等に寄付される予定だ。
また『福島ラーメン組っ!』は、2013年11月3日(日)に仙台市で開催される同人誌交流即売会イベント「杜の奇跡21」にて販売される予定。
『福島ラーメン組っ!』の萌えキャラが気になる方も、ラーメン好きの方も、福島を応援したい方も「東京ラーメンショー2013」に足を運んでみては?
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