音楽配信にグッズ展開! 解説番組も充実の「日本アニメ(ーター)見本市」

音楽配信にグッズ展開! 解説番組も充実の「日本アニメ(ーター)見本市」
音楽配信にグッズ展開! 解説番組も充実の「日本アニメ(ーター)見本市」

左から、司会:山田幸美さん、アニメコンシェルジュ:氷川竜介さん、前列が監督:前田真宏さん、原案・キャラクターデザイン:本田雄さん、後列がSotte Bosseのナカムラヒロシさん・Canaさん

12月15日に、ニコニコ生放送で「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス- #6」が放送された。

出演したのは、「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可」で監督を務めた前田真宏さんと、原案・キャラクターデザインを務めた本田雄さん。そして、音楽をつとめた、数々の大ヒットカバーソングで知られる音楽ユニット・Sotte Bosseの2人。

「これこそまさに“見本市”」

「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス- #6」は、アニメ制作会社・カラーと「niconico」などを運営するドワンゴによる短編アニメ配信プロジェクトで、「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可」は、その6弾となる作品。

本プロジェクトでは、毎回、アニメ制作陣を招いての解説番組が行われ、今回も制作秘話や裏話など、見応えのある内容が放送された。

今作は、部屋の中で小人になってしまった女性が一緒に暮らしている彼氏にはゴキブリに見えてしまう……という一風変わったストーリーの作品。

映像表現も斬新で、鉛筆での作画がしっかりと活かされた作品となっている。見どころを聞かれたアニメコンシェルジュの氷川竜介さんも、「全部ですね。これこそまさに“見本市”という感じ」とまで褒めちぎるほどだ。

主要スタッフは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」で監督を務めた前田真宏さん、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズで作画監督を務めた本田雄さんらだ。 女性が小さくなってしまうという設定は最初からあったものだが、女性がゴキブリに見えてしまうという設定は後から付け足たされたものだった。

もともとは、小さくなった女性がネコやハムスター、ルンバ……果てはゴキブリなど、小さい世界で出てくる敵と戦うというストーリーだったが、彼氏と女性、敵という3者の関係は複雑になりすぎるため、ゴキブリ(敵)と女性を一緒にしてしまったという。

いくら女性が叫んでも彼氏の耳には届かないという設定には、「一番近くにいても完全に意思疎通できているわけではない」という意味を込められている。

氷川さんがオススメポイントを語るコーナーでは、「画の中に突入する感覚」をテーマに解説が行われた。

現在のアニメーションでは、背景美術をキャラクターとは別々に描く方式が主流だが、今作は背景もキャラクターも同じレイヤーに描くことで、アニメへの没入感を高めている点に注目した。

関連楽曲も配信開始!

「ME!ME!ME!」キービジュアル

12月22日より、第1作「龍の歯医者」から第4作「Carnage」までの作中で使われた楽曲の配信も開始された。

今回配信された全16曲の中には、川崎里実さんによる挿入歌『HILL CLIMB GIRL』や、『ME!ME!ME! feat. daoko』など、ボーカル付きの楽曲も含まれている。

商品化も決定!

また、「エヴァンゲリオン」シリーズのオフィシャルグッズショップ「EVANGELION STORE」によって、本プロジェクトの商品化も決定。

庵野秀明さんがデザインしたイメージキャラクター「(-ター)くん」のほか、各作品の関連アイテムを取り揃える予定となっている。

詳しい商品内容や価格、発売時期についてはまだ未定で、決まり次第のアナウンスとなる。


日本アニメ(ーター)見本市からまだまだ目が離せない。
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