庵野秀明さんは「バイクとの思い出。」を綴る寄稿文、前田真宏さんは、CMのために書き下ろしたグラフィックのイラスト作画の創作秘話に迫る内容となっている。
最も再生回数が多かった動画広告に選出されたHondaのCM
2017年、庵野秀明さんとONE OK ROCKがコラボした「Go, Vantage Point.」を覚えているだろうか?スタイリッシュで、力強いメッセージを打ち出したプロジェクトは、ONE OK ROCKファンの間でもSNSを中心に大きな話題を呼んだ(関連記事)。
ONE OK ROCK書き下ろし新曲でまたも話題に
そしてこの10月には第3弾となるCMが新たに公開され、ONE OK ROCKが書き下ろした新曲を含めて注目を集めた。それも、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の監督をつとめた盟友・前田真宏さんと共に。 彼らが手がけたのは、このCMを貫くキービジュアルのために描き下ろされた、バイクのグラフィックだ。
バイクに愛を注ぐ庵野秀明、前田真宏の言葉
自身もバイク乗りで「アニメの中でもバイクを扱った企画を出してみたこともあるんですが、上手くいかないんですよね」と自嘲する前田真宏さんは、グラフィックのイラスト作画を振り返る。庵野秀明さんは、バイクとの思い出を振り返る寄稿文だ。雛鳥が生まれて立ち上がって走り出す「成長の段階」を描くことにしました。
車輪、車軸の誕生で、人間は回転するものを手に入れた。あらゆる機械の原点は「回転」から始まっていて、その回転するものがいっぱい複雑に詰まっているのがエンジン。そのエンジンの爆発でピストンの上下運動から回転を生み出し、それを車輪まで伝える。車輪からモーターサイクルへの成長です。 前田真宏さんインタビューより
仮面ライダーに憧れてバイクに乗りたかった子ども時代から、スタジオジブリの巨匠・宮崎駿監督とのバイク秘話を綴っている。
どちらも、バイクに並々ならぬ思いを注ぐ2人の、愛にあふれた言葉が刻まれている。師匠筋の宮崎駿さんからMTX50をヘルメット付きで譲ってもらいました。ヘルメットがブカブカでしたが、バイクごとタダで譲ってもらったので、何も言えなかったですね。庵野秀明さんの寄稿文「バイクとの思い出。」より
全文は特設サイトで確認してほしい。
庵野秀明の偉業
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント