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BANANA FISH
ばななふぃっしゅ
漫画家・ 吉田秋生(よしだ あきみ)さんが1985年から1994年まで少女漫画誌『別冊少女コミック』(小学館)で連載していた漫画作品。及び、2018年の放送が決定したテレビアニメ作品。
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少女漫画の枠を超えた不朽の名作漫画『BANANA FISH』
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『BANANA FISH』1巻書影/Amazonより
『吉祥天女』や『海街diary』など、これまでいくつもの作品が映像化されてきた吉田秋生(よしだ あきみ)。
中でも、代表作品の一つであり、不朽の名作として長く愛読されているのが『BANANA FISH』だ。
スラム街に生きる少年グループのボスであるアッシュ・リンクスと、日本人学生の奥村英二を中心に、「バナナフィッシュ」という謎の言葉を巡った物語を描いている。
本作は、アメリカの小説家であるJ・D・サリンジャーの著名な短編集『ナイン・ストーリーズ』に収録されている「バナナフィッシュにうってつけの日」という短編をモチーフにしていることでも知られる。作中でも、その短編について言及されるくだりがある。
また、頭脳や身体能力すべてに優れていけるけれど今にも折れそうな弱さと孤独を兼ね備えたカリスマ・アッシュは、映画『スタンド・バイ・ミー』で一躍注目を集めながら若くして亡くなった俳優のリヴァー・フェニックスがモデルとされていることは、ファンの間では広く知られている(ただし、連載当初のモデルは彼ではなかったとされている)。
デビュー40周年で初の映像化
『BANANA FISH』は少女漫画の枠に留まらず、広く読まれる歴史的作品として、これまで舞台化やラジオドラマ化はされてきたものの、一度も映像化されたことはなかった。
2017年は、1977年にデビューした吉田秋生さんの40周年に当たるため、記念サイト「YOSHIDA AKIMI'S DIARY」公開および『漫画家本special 吉田秋生本』の12月25日(月)刊行発表と同時に、重大発表が予告されていた。
予告時間の10月23日0時に解禁となったのが、今作のテレビアニメ化だった。
2018年、フジテレビの「ノイタミナ」枠で放送となる。
監督はアニメ『Free!』を手がけた内海紘子、シリーズ構成は現在同枠で放送中の『いぬやしき』でシリーズ構成・脚本をつとめる瀬古浩司、キャラクターデザインは、劇場版アニメ『同級生』でキャラクターデザインを担当した林明美。
そして、アニメーション制作は、『ユーリ!!! on ICE』などで知られるMAPPAが手がける。
発表と同時に、アニメ『BANANA FISH』の公式HPとTwitterも開設となった。
アニメ化にあたって、吉田秋生は「やばい。あたしよりウマい。(笑)」とコメントを寄せている。
発表以降大きな反響を読んでいるが、ファンの間では、期待半分・不安半分といった様子のようだ。
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