『ファイナルファンタジーVII』は、日本のRPG「ファイナルファンタジー」シリーズ7作目にあたるタイトル。1997年1月31日発売。シリーズ史上2番目の売上を誇るほか、シリーズ初のフル3DCG、次世代機PlayStation用ソフトでの発売など、ヒロインの序盤での死など、様々な側面で大きな話題を呼んだ。

ファイナルファンタジーVII

概要

オリジナル版はシリーズ初となるPlayStation用ソフトで、1997年に日本では発売初週に202万本を売り上げ、日本での総出荷本数は328万本に達した(他のPS版であるインターナショナル版、アルティメットヒッツ版を加えた場合は407万本である)。

これは日本での全PlayStationソフトの出荷本数に於いて『ドラゴンクエストVII』の410万本、『ファイナルファンタジーVIII』の370万本に次ぐ歴代3位の記録であり、ファイナルファンタジーシリーズ作品では2番目の記録。

PS版の国内累計販売本数が400万本を達成し、シリーズ最高売上を記録した。

2009年に全世界での総出荷本数980万本は本シリーズにおいての最高記録であり、全世界累計で本作より売れたPlayStationソフトは、『グランツーリスモ』しか存在しない。PS版の売上本数が世界累計1000万本を突破し[5][6]、最初のPC版(1998年の旧英語版)も100万本以上を販売した。

スクウェアのスタッフから、本作の開発費とマーケティング費用の合計が約8000万ドル(それぞれ半分を占める)となっていた事が明らかとなった。

タイトルロゴのイラストでは、ゲーム終盤に登場したメテオと星の衝突シーンが描かれている。今作以降、シリーズ本編作品の日本版ボックスアートは白いジャケットにタイトルロゴを表記したものとなった。それまでのスーパーファミコンのタイトルデザインはダンジョンなどのイメージを冠したものだったため、シンプルな印象に変わった。

発売から20年経った現在も本作の人気は非常に高く、根強いファンに支持されている。CG映画や外伝的作品など多くのスピンオフ作品が数多く発表されている。

1997年1月31日、発売。

1997年10月2日、日本国内での販売本数300万本突破記念として、アメリカ版における追加部分を逆移植した『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』が日本国内で発売。

2013年5月16日、『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』が発売。

2015年6月、PlayStation 4向けフルリメイク版の制作が発表。主要スタッフにはオリジナル版にも関わった野村哲也(ディレクター)・野島一成(シナリオ)・北瀬佳範(プロデューサー)3名が携わる。

2020年3月3日、本作をフルリメイクした「FINAL FANTASY VII REMAKE」が発売。

ゲームシステム

ゲームシステム面では、キャラクターアビリティへの自由度が高い「マテリアシステム」の搭載が大きな特徴。本シリーズの世界観や物語とも深く関わっている。

ストーリー

世界を牛耳る巨大企業「神羅カンパニー」が支配する、科学文明の栄えた街「ミッドガル」。星の生命エネルギーでもある魔晄を搾取して動力エネルギーとする神羅カンパニーの政策に反抗する組織「アバランチ」。彼らの抗争は長期にわたり続き、神羅によるアバランチリーダー暗殺が起きるなど激化の一方であった。

ある日、アバランチは壱番魔晄炉爆破作戦を決行する。それはあまりにも強大な敵の前に組織崩壊寸前のアバランチにとって、失敗の許されない壮大な作戦だった。そこでアバランチは、元・神羅カンパニー直属部隊ソルジャーの一員であり、現在は傭兵稼業をしているクラウドを助っ人として雇うことにする。

過去の記憶の大部分を失っているクラウドにとっては、ただの儲け話の一つに過ぎなかったこの仕事が、後に自身の悲壮で過酷なる過去を明らかにすると共に、この星の未来を左右する争いに身を投じる序章になるとは、この時のクラウドは知る由も無かった。

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