「妖怪ウォッチ」は、レベルファイブから2013年7月11日に発売されたニンテンドー3DS専用ゲームソフトだ。クロスメディアプロジェクト作品で、コミックやアニメ等による多角メディア展開を前提にした作品である。
発売以来、子供達を中心にじわじわと認知度を広げ、今年に入ってテレビアニメが放送されると、人気が爆発。関連商品が入手困難となり、商品が入荷すると瞬く間に全て売り切れてしまう事態が続出。その様子は多くのマスコミにも取り上げられ、一種の社会現象とも呼ばれるほどだ。
また、人気はゲーム、アニメ、グッズなどに留まらず、様々なメディアに波及している。YouTubeにアップされているアニメの主題歌「ゲラゲラポーのうた」の再生回数は現在550万回を超える。10/27(月)放送のテレビ番組「SMAP×SMAP」には「ゲラゲラポーのうた」を歌うキング・クリームソーダと、「ようかい体操第一」を歌うDream5が登場し、それぞれ、SMAPと共に曲を披露する予定だ。
爆発的な人気と、ゲームの属性から、世界的に根強い人気を誇る「ポケットモンスター」シリーズと比較されることも多く、海外のゲームファンからも注目を集めてきたが、現在では正式な海外展開は発表されていない。そんな中、同ゲーム発売元レベルファイブのインターナショナルTwitterアカウントでは、今年2月「ゲームやアニメの間にある妖怪ウォッチは日本で成功しています!あなたは、米国/ EUで妖怪ウォッチをご覧になりたいですか?」というツイートがされ、今後の海外展開を予想させるような動きも見せている。
そんな「妖怪ウォッチ」の現在の海外の評判とはどのようなものなのだろうか。
【海外反応】
TwitterなどのSNSを調べてみると「スコープドッグと妖怪ウォッチの猫のデザイン。非常に創造的だ」というような英語の投稿は見られるが、その数はあまり多くない。
レベルファイブがYouTubeで公開している「妖怪ウォッチ」公式PVでは、コメントを受け付けていないため、残念ながら海外からの反応を伺い知ることはできないが、その他の関連動画には、外国語での書き込みも見られ「私はこのゲームがヨーロッパで欲しい」と言った要望や、「2015年にヨーロッパで妖怪ウォッチが確認されるかもしれない。素晴らしい予告だ」と言った、海外展開の噂に反応したコメントが見られた。
また、「これはナンセンスだ!」や「これはポケモン、デジモン、およびモンスターファームを混ぜたようなものに見えます」と言った、批判とも取れるコメントも見られ、「妖怪ウォッチ」より既に海外展開されているレベルファイブの他のゲームの続編を期待する声もあった。
現在のところ、海外での「妖怪ウォッチ」に対する反応は薄く、知名度の圧倒的な違いからポケモンシリーズと比べるユーザーも多くはないようだが、今後海外でも日本と同様の盛り上がりが見られるかどうか、注目が集まるところだ。
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