「SCP財団」映画化に『バックルームズ』のA24が参加 ネット発ホラーが映画界で大流行

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小林優介
「SCP財団」映画化に『バックルームズ』のA24が参加 ネット発ホラーが映画界で大流行
「SCP財団」映画化に『バックルームズ』のA24が参加 ネット発ホラーが映画界で大流行

「A24」ロゴ(画像左/スタジオ公式Xから)と「SCP財団」ロゴ(画像右/SCP財団英語Wikiから)

映画スタジオ・A24が、インターネット上で発展したホラー/SF作品群・SCP財団をテーマとした映画の制作に参加する。米メディア「DEADLINE」などが報じている(外部リンク)。

今回の作品は、ホラーアンソロジーシリーズ「V/H/S」の新作。A24は、「V/H/S」シリーズを手がけてきたSpooky Picturesや、アラブのスタジオ・Image Nation Studiosと共同で制作に参加。

全世界配給権を取得し、2027年の劇場公開を目指している。

世界で人気を集めるホラー創作コミュニティ「SCP財団」

SCP財団は、世界中のユーザーが架空の怪異や超常存在を投稿/共有する創作コミュニティおよび、その創作で共有される世界観。

2007年に海外の匿名掲示板・4chanへと投稿されたインターネット怪談「creepypasta(クリーピーパスタ)」を発端とし、2008年に有志がWikiを設立。そこから20年近くかけて、世界中に広まっている。

この世界観におけるSCP財団は、異常な現象を引き起こす「オブジェクト」を収容する組織。

日本コミュニティのWikiでは、SCPとは「Special Containment Procedures(特別収容プロトコル)」や財団のモットー「Secure. Contain. Protect."(確保、収容、保護)」の略だと説明されている。

それぞれの創作は、「オブジェクト」が引き起こす現象の説明と、その被害を受けずに「オブジェクト」を収容するための手順を記したレポートという形で、各国のWikiなどに投稿されている。

各創作は、「SCP-001-JP」のように国別のIDが振られている/画像は「SCP財団」日本Wiki

各創作は、「SCP-001-JP」のように国別のIDが振られている/画像は「SCP財団」日本Wikiから

SCP財団は、『SCP - Containment Breach』『Lobotomy Corporation』『Control』など様々なゲームで直接的/間接的にモチーフとして登場。

7月にはSCP財団に掲載されていた人気作がSFホラー小説『反ミーム部門は存在しない』として刊行されるなど、物語の題材として世界的な広まりを見せている。

ネット発ホラー『バックルームズ』を世界でヒットさせたA24

今回制作への参加が報じられたA24は、映画及びテレビ番組の製作・配給を行う企業。

『ミッドサマー』『ムーンライト』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などの作品で知られている。

直近では、SCP財団と同じくインターネット上の都市伝説・創作コミュニティをベースとした映画『バックルームズ』を2026年5月に公開。

同作は世界で興行収入が630億円を超える大ヒットを記録している。

海外ではその後、「Siren Head」「Cartoon Cat」「Jeff the Killer」などインターネット上のホラー作品やキャラクターを扱った映画が次々に発表。一大ムーブメントへと発展している。

名門ホラー「V/H/S」とSCP財団、A24はどんな化学反応を起こす?

SCP財団は、映画の題材として注目を集めているインターネット発のホラー作品としては最大と言えるほどの規模を持つコンテンツ。

そして、今回SCP財団を扱う「V/H/S」シリーズは、様々な監督が制作したホラー映像を集めたオムニバス作品。

映画『V/H/S/BEYOND』公式トレーラー

映画『ゴジラvsコング』で知られるアダム・ウィンガードさんや、「スクリーム」シリーズのリブート作品をヒットさせた映像制作集団レイディオ・サイレンスなどを輩出してきた名門ホラーシリーズとなっている。

『バックルームズ』のA24と「V/H/S」シリーズのタッグがどのような作品を産むのか、注目が集まっている。

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