ニンジャだからキーワード能力「隠密」で戦う!《乱暴鼠、スプリンター》
今回のセットから「隠密」という新たなキーワード能力が追加されました。
「隠密」は戦闘フェイズ中のブロック・クリーチャー指定ステップで、ブロック・クリーチャー指定が完了した後のタイミングに、ブロックされていない攻撃クリーチャーを手札に戻すことで唱えられる効果を指します。
2005年の『神河謀叛』で登場したメカニズム「忍術」の調整版のようなものですね。
せっかく新録されたキーワード能力はたくさん使っていきたいですよね。
次は「隠密」をたくさん誘発させるために、統率者として我らがセンセイ《乱暴鼠、スプリンター》を指定する形で考えましょう。
《乱暴鼠、スプリンター》
このクリーチャーは、「あなたがコントロールしている忍者・クリーチャーの能力1つが誘発するなら、それは追加でもう1回誘発する」という能力を持つ上に、対象の忍者・クリーチャーにアンブロック効果を付与することができます。
まず(フレーバー的にも)相性のいいカードとしては、《フット団の未来、カライ》があげられるでしょう。
《フット団の未来、カライ》
《合鍵》と組み合わせればなおよし。パワーの低いクリーチャーに《合鍵》を装備させて殴るとブロックされないので、《フット団の未来、カライ》を「隠密」で出すことができます。
《合鍵》
《フット団の未来、カライ》を「隠密」で出すことができたら、墓地のクリーチャーを戦場に戻すことができます。
《合鍵》は「装備しているクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、カードを1枚捨てる」という効果を持っているので、戦場に戻したいクリーチャーを手札から墓地に置くことができれば、美しく効果を使うことができます。
さらに、攻撃している忍者に接死を付与して、ブロックしたくない状況をつくり出すことのできる《ダーク・レオとシュレッダー》なんかと組み合わせればもう(フレーバー的にも)完璧でしょう。
《ダーク・レオとシュレッダー》
先ほど紹介したカライというキャラクターは一部の人にとっては、あまり馴染みのないキャラクターかもしれませんが、シュレッダーの養子/弟子的な存在だということを押さえておけば十分です。
レオ(レオナルド)はタートルズのリーダーで、最もタートルズの師匠・スプリンターの教えを忠実に守る存在です。「タートルズ」シリーズの多くはスプリンターとシュレッダーの長年の因縁を巡る壮絶な戦いが描かれます。
特にCGアニメ版では、この4人を取り巻く超複雑な人間関係/疑似家族の在り方が描かれるため、この作品の展開を知っている人にとっては非常にフレーバーに富んだデッキになること間違いなしです。
また、今回の「タートルズ」コラボでは、Secret Lairとして《Splinter, Vengeful Sensei》(《鬼の下僕、墨目》の別イラスト版)が収録されます。6マナと重たいクリーチャーですが、忍者/ネズミのクリーチャータイプを持っているのでこのデッキと相性は抜群。
《Splinter, Vengeful Sensei》
この絵柄は『ミュータントタートルズ:ラスト・ローニン』というコミックシリーズのデザインを踏襲したもの。
「タートルズ」の“最終回”に位置する作品で、主人公は唯一の生き残りであるラスト・ローニン(物語序盤は誰が生き残っているのか隠されていますが、カードイラストで余裕のネタバレが発生しています)。
超ハードコアでカッコいい作品です。しかも2020年出版開始と比較的新しく、邦訳版も出版され、物語としては独立しているので、「タートルズ」の基本的な知識があれば存分に楽しむことができます。
今から「タートルズ」のコミックを読んでみたいという方に真っ先にオススメしたい作品です。
『ミュータントタートルズ:ラスト・ローニン』上/画像はAmazonから
やっぱりいろんなミュータントがいると嬉しい《マイティ・ミュータニマルズ》
巷(MTG界隈)では《監視亀ラ》と《ゴブリンの溶接工》を使った無限コンボが話題になっていますが、この無限コンボはさすがに強すぎると思います。
どちらも1マナな上、比較的サーチがしやすいカードなので再現性があまりにも高いです。
《監視亀ラ》
カジュアル統率者は、圧倒的な(お金の)力を見せつけて勝つのが目的ではありません! 相手の行動をしっかりと受け、その上で美しく捌いて勝つ。これが楽しいんです。
きっとスプリンターが統率者戦を遊んでいたらそう言うでしょう──まあ人それぞれですが!
無限コンボは少し嫌われる傾向にありますが、とはいえ無限コンボに憧れるのがMTGプレイヤーという存在。もし、あまり強くない安いカードで無限コンボを組むことができれば「よくがんばった! 」と褒められる可能性は少しだけあります。
ここで紹介したいのが《マイティ・ミュータニマルズ》という白のアンコモンカード。
《マイティ・ミュータニマルズ》
このミュータント、というか集団は作品によってメンバーが変わる存在で、ミュータントのストリートギャング的な立ち位置です。
カードにはメンバーとして左からクロエ(Chloe)、ダイアモンド(Diamond)、ジャグワー(Jagwar)、ドレッドモン(Dreadmon)が描かれています。メンバー的にはバラバラの作品から集められているので、MTGならではの特別なチームアップとなっています。
カードのフレーバーテキストでは、「オールド・ホブ」という眼帯の猫のミュータントが喋っています。このミュータントはIDW版コミックの1話で初登場した悪者。いわばIDWの物語の方向性を決定付けるかのような超重要なキャラクターなのです(大好き)。
また《路地猫のブルース、オールド・ホブ》というカードにはしっかりと姿が登場していて、カードの背景に描かれているミュータントたちが、IDW版に登場する「マイティ・ミュータニマルズ」となっています。
《路地猫のブルース、オールド・ホブ》
さてさて、何度も脱線して申し訳ないですがカードの話に戻りましょう。
《マイティ・ミュータニマルズ》は「このクリーチャーが戦場に出たとき、赤の2/2のミュータント・クリーチャー・トークン1体を生成する」という効果に加えて、「団結」というキーワード能力を持っています。
団結は「あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体が戦場に出るたび、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く」という強力な効果。
要するに、これを利用して「+1/+1カウンターが置かれた時にクリーチャー・トークンを生成する」効果を持ったクリーチャーたちと組み合わせることで、無限コンボを叩き出すことができます!
《小走り樫》や《日を浴びる繁殖鱗》などのカードとあわせて上手くギミックを組むことができれば、激安無限コンボをデッキに内蔵することも夢ではありません。
《日を浴びる繁殖鱗》
無限に生成したクリーチャーで何をするかはあなた次第! 殴ってよし生贄にささげてよしの面白いデッキになるでしょう。
「ユニバースビヨンド」を全力で楽しもう!(啓蒙)
さて、「タートルズ」の魅力とともに、統率者戦で使えそうなおもしろいカードたちをいくつか紹介してきました。
物語の細部を知らなくても、カード単体として魅力的なギミックがたくさん詰まった今回のセット。これを機に、ぜひアニメやコミックの世界にも手を出してみてほしいです!
私は繰り返し主張しますが、一人の統率者戦ファンとして、そして海外IPファンとして、全てのユニバースビヨンドを心から楽しみにしています。もしかしたら日本では少数派かもしれません。しかし、挫けません。
全国の公認店舗でいち早くカードに触れられるプレリリース・イベントは2月27日(金)からはじまり、公式発売日は3月6日(金)となっています。
ぜひ皆さまもカードを通して、「タートルズ」の最高な世界を一緒に楽しんでいきましょう! カワバンガ!
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