集英社が7月17日(金)、『週刊少年ジャンプ』2026年33号が各地で品切れとなったことを受け、同号の特別版を受注販売すると発表した(外部リンク)。
特別版には、品切れの要因となった『ONE PIECEカードゲーム』の付録カードは封入されない。予約は通販サイト「ジャンプキャラクターズストア」で受け付ける予定。詳細は後日、公式サイトや公式SNSを通じて案内される。
さらに一連の事態を受け、8月21日(金)発売の『Vジャンプ』10月号に予定されていた『ONE PIECEカードゲーム』の特別カード《シャーロット・プリン》の付録を中止することも明かされた。
ワンピカード付録で50万部増刷、それでも品切れ続出
騒動となった『週刊少年ジャンプ』33号は、7月13日に発売。『ONE PIECE』の連載29周年を記念した『ONE PIECEカードゲーム』のプロモーションカード《モンキー・D・ルフィ(P-159)》が付録として封入されていた。
付録となったプロモーションカード《モンキー・D・ルフィ(P-159)》
『ONE PIECEカードゲーム』については、過熱的な投機需要が近年多く囁かれている。その状況を見越してか、集英社は同号を通常より50万部増やして発行。
しかし、発売直後から全国の書店やコンビニエンスストアで完売が相次ぎ、通常の読者が購入できない状況が発生した。
付録カード及び雑誌は、発売前後からフリマサイトで定価を上回る価格で相次いで出品された。カードを目当てにした買い占めや転売が、品切れを招いたとして批判が広がっていた。
同号には『ONE PIECE』の表紙巻頭カラーに加えて、三浦糀さんの漫画『アオのハコ』の最終回も掲載。紙版を保存したい漫画ファンからも、購入できなかったことを嘆く声も上がっていた。
集英社が異例の謝罪──付録なし版の販売、次号に応募券を追加
集英社は声明で、「多くの読者の皆様が本誌を購入できないという事態が生じました」と説明。多数の問い合わせが寄せられたほか、書店やコンビニエンスストアの店頭に混乱を招いたとして、「深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
対応策として、『週刊少年ジャンプ』33号の付録カードを除いた特別版を、「ジャンプキャラクターズストア」で受注販売する旨を発表。
また、33号に付属した「ジャンプチケット(※)」が手に入らなかった読者に向け、7月27日(月)発売の35号に、同時に使用できるチケットを2枚封入。35号に付属する2枚は別々のチケットとして扱われ、それぞれ1枚ずつ貼り付けて応募できる。
※『週刊少年ジャンプ』に付属する応募券/引換券。これを集めることで豪華なオリジナル賞品が当たるプレゼント企画などに応募することができる。
『Vジャンプ』で予定されていたワンピカード付録は中止へ
今回の事態は、今後発売される集英社の他雑誌にも影響を及ぼした。
8月21日(金)発売の『Vジャンプ』10月号では、『ONE PIECEカードゲーム』の《シャーロット・プリン》のプロモーションカードが付録に予定されていたが、販売方法などの見直しが間に合わないとして中止される事態に。
一方、同号で実施予定の「麦わらの一味3人の最強セット」カードの応募者全員サービスは、予定通り実施。電子版については、Kindleおよび集英社の電子書店サイト「ゼブラック」で購入した場合のみ応募できる。
集英社は、今後の『週刊少年ジャンプ』『Vジャンプ』『最強ジャンプ』における『ONE PIECEカードゲーム』のカード付録について、「ひとりでも多くの読者の皆様にお届けできるよう、社内にて慎重に検討してまいります」と説明。
「公正な購入機会を阻害するような、転売を目的とした過度な買占めはお控えいただくよう改めてお願いいたします」と呼びかけている。
『週刊少年ジャンプ』は、一般的なトレーディングカードゲーム(TCG)商品とは異なり、漫画を毎週読む読者が継続的に購入する雑誌である。人気カードを一律に封入する施策が、カードの需要によって本来の読者の購買機会を奪う結果となり、今後の付録企画や販売方法に課題を残した。
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