握ったり潰したりして、ふわふわ/モチモチした触感を楽しむリラクゼーショントイ「スクイーズ」が、最近ブームの兆しを見せているのをご存知だろうか?
Z世代向けマーケティング企業・AMFが発表する「JC・JK流行語大賞2026年上半期」では、ノミネート50語のひとつに選定(外部リンク)。
また、モノ部門の1位にスクイーズの人気ブランド「Mellojoy(メロジョイ)」が輝いている。

JC・JK流行語大賞2026年上半期/画像は同アワードの公式Xより
8月27日から8月30日まで東京ビッグサイトで開催された日本最大級の玩具の展示会「TOKYOおもちゃショー2026」でも、複数のブースでスクイーズ関連商品が展示されていた。
今回は、スクイーズブランド「Buzzroom」を展開する株式会社nomad'sブースにいた担当者を取材。ブームの背景や現在の楽しまれ方について話を聞いた。
取材・文:都築陵佑 写真:古見湖
「スクイーズ」再ブームのきっかけはASMR動画
そもそも、「スクイーズ」は2014年前後に女子小中学生を中心に流行していた。10年以上前に流行していた玩具が、なぜ令和の今、再び脚光を浴びているのか?

スクイーズブランド「Buzzroom」の「食べれないケーキ屋」シリーズのスクイーズ
nomad'sの担当者によれば、再ブームのきっかけは「ASMR動画」にあるという。。
「TikTokやYouTubeでASMR動画(=音や映像で感覚を刺激し、心地よさやリラックス感を与える動画)として、一時流行したことが大きいですね」
その上で「触った後に元の形に戻っていく様子の映像や、そのときに出る独特の音、そして綺麗なネイルをした女性投稿者がクニャクニャと触っている姿などから、最初は人気に火がついたのだと思います」と分析する。
「家に飾るインテリア」としての需要も
また、現在の人気を支えるもう一つの要素として、nomad'sの担当者は「スクイーズ」の楽しまれ方の広がりを挙げる。
「手ざわりによる癒やし感やストレス発散になるという魅力に加え、弊社の商品では『触って終わる』だけではなく、お家で飾り物としても使えるようにデザインしています。それが人気の理由になっています」
ただ手元で握って楽しむだけでなく、現在は「家に飾るインテリア」という側面にも注目が集まっているという。

実際に「TOKYOおもちゃショー2026」に出展していたBuzzroomの「食べれないケーキ屋」のブースでは、お菓子を模したスクイーズを展開。
職人の手作業による塗装で本物のケーキそっくりに仕上げられた商品が並んでいた。
人気拡大を受け、メーカー側も新商品開発を推進
こうした「スクイーズ」の人気拡大を受け、メーカー側もさらなる開発を進めている。
担当者によれば、Buzzroomの商品は、綺麗に長持ちさせるためにパッケージの袋に入れたまま遊ぶことを推奨しているという。一方で、袋から取り出し、「スクイーズ」そのものの触感を楽しみたいユーザーも少なくない。
そこで同社では、こうした生の触感を楽しみたいファンに向けて、サラサラとした手触りに変化させる専用の粉「バジィーナ パウダー」の商品化を目指している。

「TOKYOおもちゃショー」の来場者もスクイーズの触感を楽しんでいた
SNSをきっかけに再び脚光を浴びた「スクイーズ」。握るだけではないニーズの多様化によって新商品の開発が進んでおり、ブームはまだまだ広がっていきそうだ。
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