富士急ハイランドが、大型ジェットコースター「FUJIYAMA」で実際に使用されていたレールを数量限定で販売する。
商品名は「FUJIYAMA 30thメモリアルレールディスプレイ」。2026年6月の定期安全点検に伴うレール交換で取り外された実物を、30mmずつ切り出したプロダクトとなる。
価格は1セット3万円(税込)。限定300個で、それぞれシリアルナンバー入りの証明書が付属する。一般販売は10月中旬からECサイトで受付開始予定。
レールの表面には、長年にわたって車両が走行したことで刻まれた車輪の軌跡もそのまま残されているという。

「FUJIYAMA 30thメモリアルレールディスプレイ」
本物の「FUJIYAMA」を30mmずつ切り出して販売
ジェットコースター「FUJIYAMA」の開業30周年を記念した本企画。一般的なアトラクショングッズではなく、実際に運行を支えてきた鉄製のレールそのものを記念品として販売する。
レールは30mm単位で切り出され、専用のシリアルナンバー入り証明書にはめ込んでディスプレイできる仕様となっている(購入時にレールそのものやシリアルナンバーを選ぶことはできない)。
全300個のうち290個は一般販売。証明書のシリアルナンバーはNo.11〜300で、青を基調としたデザインとなる。
残る10個は、富士急ハイランドの有料ファンコミュニティ「絶叫界隈」会員限定で販売される。こちらはNo.1〜10のゴールド仕様。9月11日(金)から27日(日)まで抽選申し込みを受け付ける。

「FUJIYAMA 30thメモリアルレールディスプレイ」ゴールド仕様
富士急ハイランドは今回の企画を、交換されたレールに新たな価値を与える“アップサイクル”(廃棄物や不要品に対してデザインやアイデアなどの付加価値を加え、別の製品にすること)の取り組みと説明している。
1996年に4つの世界記録──30周年を迎えた「FUJIYAMA」
「FUJIYAMA」は1996年7月17日に開業した、富士急ハイランドを代表する大型ジェットコースター。
最高部79m、最高速度130km/h、最大落差70m、全長2045mという現在でも国内最大級の規模を誇る。
開業当時には「高さ」「巻き上げ高さ」「最大落差」「最高速度」の4項目で世界記録を達成。1997年度版のギネスブックにも掲載された。
当時のジェットコースター業界ではループやスクリューなどの回転を取り入れた設計が流行していたが、「FUJIYAMA」は宙返りを不採用。代わりに大きなアップダウンと速度によってスリルを生み出す王道のコースターとして誕生。
富士急ハイランドを運営する富士急行株式会社によれば、建設費は約30億円だったという。
誕生以降、2001年の「ドドンパ」、2006年の「ええじゃないか」、2011年の「高飛車」などの世界記録級絶叫マシンを相次いで導入する富士急ハイランドの象徴的な存在となっている。
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