今や、玩具市場全体の30%を占めるにまで成長したトレーディングカードゲーム(TCG)市場。
日本玩具協会の発表によれば、2025年度の「カードゲーム・トレーディングカード」の市場規模は3,384億円を記録。2017年以降、なんと8年連続で成長を続けています(外部リンク)。
世界初のTCGである『マジック:ザ・ギャザリング(Magic:The Gathering)』が誕生してから30年以上。
『ポケモンカードゲーム』『遊戯王OCG デュエル・モンスターズ』『デュエル・マスターズ』……などなど、読者のあなたも一度はプレイしたことはあるのでないでしょうか?
この記事では、2026年上半期に発売された各TCGタイトルの商品の中から、KAI-YOUのホビー&TCGチャンネル「GOTCHA!」に携わるカードゲーマーたちが独断と偏見で勝手に選出した“カッコいい”カード6枚を紹介します。
カッコいいの基準はカードデザイン、ビジュアルなど各々自由。推薦コメントとあわせてお楽しみください。
目次
MTG《観念の名誉教授/Emeritus of Ideation》
《観念の名誉教授/Emeritus of Ideation》/画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより
【わいがちゃんよねや(KAI-YOU inc. CEO)の推薦コメント】
近頃、リアルTCG大会への参加がめっきり減っています。わいがちゃんよねやです。それでもオンラインでちまちま遊んでます。
私が紹介するカードは「ストリクスヘイヴンの秘密」で登場した《観念の名誉教授/Emeritus of Ideation》です!
なんと、30年以上の歴史を持つ途方もない『マジック:ザ・ギャザリング』史において、歴代最強とされる呪文《Ancestral Recall》を内蔵しています(1マナ3ドロー)。やばすぎる!
5/5/5飛行・護法(2)というだけでヤバすぎるのに、出たターンから《Ancestral Recall》を使えます。なんで? わかりません。しかも殴る度に(墓地を8枚追放しないといけないけど)、また《Ancestral Recall》を唱えることができます(壊)。
正直カードアートがかっこいいとは思わないのですが、現代に《Ancestral Recall》が蘇ったという背景だけで、あまりに特殊すぎるかつかっこいいカードだといえるでしょう。
『マジック:ザ・ギャザリング』のオンライン版「MTG ARENA」のドラフトでこいつをピックできれば、毎回7勝してました。ありがとうございます。
「ストリクスヘイヴンの秘密」は全体的にカードパワーが高くて、とても刺激的なセットだったのですが、このカードは象徴的といえるでしょう。しかし最新セット「マーベル」は近年稀に見るカードパワーの低さ。この落差も含めて、これからもマイペースに楽しんでいきましょう。
MTG《創意溢れるもの、プリズマリ/Prismari, the Inspiration》
《創意溢れるもの、プリズマリ》/画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより
【古見湖(映像ディレクター)の推薦コメント】
魔法学院「ストリクスヘイヴン」の創設者のうちの1人(1体?)であるプリズマリ。
能力は自分がプレイするインスタント/ソーサリーに「ストーム」を付与するというもの(プレイしたカードがコピーされて効果が何倍にもなっていく……みたいに考えてください)。
「ストーム」は『マジック:ザ・ギャザリング』において非常に強力な能力で、メカニズムが本流のセットで再登場する可能性を評価した数値である「ストーム値」の由来にもなっています。
要するに、ぶっ壊れ能力です(ストーム自体のストーム値はMAXの10となっています)。
このカードが収録された「ストリクスヘイヴンの秘密」は、魔法を学ぶということをテーマに、かつての強力な呪文が“歴史的な資料”という設定で再登場するセットです。
そこで「ストーム」という往年の強力なメカニズム自体を魔法学院の創設者が自在に扱える存在として表現する。粋なカードデザインです。
補足しておくと《創意溢れるもの、プリズマリ/Prismari, the Inspiration》自体のコストが重く設定されているのでロマンカードではあります。
MTG《ラトベリアの王、ドクター・ドゥーム/Doctor Doom, King of Latveria》
《ラトベリアの王、ドクター・ドゥーム》/画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより
【小林優介/コバヤシ(編集/Webディレクター)の推薦コメント】
ここ10年でもっとも世界を席巻したIPのひとつ「MARVEL(マーベル)」が『マジック:ザ・ギャザリング』に参戦!
超人気ヴィランであるドクター・ドゥームもカード化されました。
ラトベリアという国の王にして、世界最高峰の科学者。傲岸不遜な悪人でありながらも、人間臭い感情を持ち合わせている彼の魅力が、カードアートにもよく現れています。
格闘ゲーム、ヒップホップなどコミックス以外のカルチャーにも影響を及ぼしてきた彼が、『マジック:ザ・ギャザリング』ではどんな活躍をしてくれるのか。
そして、年末に公開を控えた映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』では、ロバート・ダウニー・Jr.さんがドクター・ドゥーム役でカムバック予定! 楽しみです。
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