オーストラリアの国営公共放送局「ABC」が、国際的な『ポケモンカードゲーム』の高騰について報道。日本国内での、偽造品の流通、転売、マネーロンダリング(資金洗浄)への対策としてトレカ議連が設立されたことなどを紹介した。
「ABC」は8月16日に公式YouTubeチャンネル「ABC News (Australia)」へ、記者のナタリー・ホワイティングさんによるリポート動画を公開。
その中では、東京・秋葉原の『ポケモンカードゲーム』専門店「晴れる屋2」や弁護士・福井健策さんへの取材を通して、日本国内のトレーディングカードゲームを取り巻く動向が取り上げられている。
約25億円のレアカードがギネス記録に認定、異常な高騰に若者は「馬鹿げている」
「ABC」は報道の中で、『ポケモンカードゲーム』のことを「数十億ドル規模の規制のない産業に成長している」と説明。
その実例の一つとして、YouTuber/プロレスラーのローガン・ポールさんを紹介している。
彼は、2021年に530万ドルで購入した希少なカード《ポケモンイラストレーター》を、2026年にオークションへ出品。同カードは鑑定サービス・PSAから、最高の保存状態を示す「PSA GEM MT 10」としてグレーディングされており、約1650万ドル(約25億円)で落札。オークションで取引された最高額のカードとしてギネス記録にも認定された。

『ポケモンカードゲーム』のコレクターとして知られるローガン・ポールさん(画像左)/画像はABCの動画から
「ABC」はこうした動きに対して、「晴れる屋2」を訪れていたアメリカの若者を取材。取材を受けた人物は「高額なカードはどれも馬鹿げていると思う」「もっと安ければいいのに。全部集めたいから」と語っている。
「晴れる屋2」店長や弁護士が語る日本のTCG事情
「ABC」はトレーディングカードゲームをめぐる動きに関して、「晴れる屋2」の店長をつとめる“とり店長”こと渡辺翔さんにも取材を実施。

「ABC」の取材に答えるとり店長こと渡辺翔さん/画像はABCの動画から
渡辺翔さんは取材に対して、カードが入手困難になることによってファンが離れていくことへの懸念を語った。
また、動画には弁護士の福井健作さんも出演。
福井さんは法的な規制は日本国内でしか適用されないため、7月に自民党の有志議員によって設立されたトレカ議連は、業界や再販プラットフォームと協力し、より包括的なアプローチを目指すのではないかと予想している。
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