トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、マジック)が、1000分の1の確率で登場し、高レアリティカードのみを封入した「ゴッドパック」を今後の商品に導入すると発表した。
「ゴッドパック」は、2027年最初の拡張セット「ノークティス:深淵の水府」から導入を開始。該当のパックでは、封入される全てのカードが最高レアリティ「神話レア」と一つ下のレアリティ「レア」のみで構成される。
またその変更に伴い、パック全体に対して、封入内容の調整が行われる。
高レアリティカードのみを封入した「ゴッドパック」
2027年から新たに登場する「ゴッドパック」とは、『ポケモンカードゲーム』やアプリ『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』などで広まった概念。
非常に低確率で登場する、封入される全てが高レアリティのカードで構成されたパックのことを指す。
なお、「ユニバース・ビヨンド」と題された『マジック』と外部IPとのコラボレーションシリーズにおいては、2028年から「ゴッドパック」が導入されていく。
『マジック』の「ゴッドパック」は、1000パックに1パックの割合で登場。1枚が記念カード、10枚がレア/神話レア、2枚が絵違いのレア/神話レア、2枚がフォイルかつ絵違いのレア/神話レアとなる。

ブースターパック版「ゴッドパック」の封入内容/画像は英語版『マジック』公式サイトから
また、高額商品である「コレクター・ブースター」では「ゴッドパック」の登場率が300パックに1パックへと上昇。
封入内容も記念カード1枚、フォイル仕様の土地カード1枚、通常絵柄でフォイル仕様のレア/神話レア3枚、非フォイルで絵違いのレア/神話レア3枚、フォイルかつ絵違い仕様のレア/神話レア5枚となっている。
「ゴッドパック」以外にも、レアカードの出現率が調整
「ゴッドパック」の登場以外にも、今回の変更ではいくつかの調整が行われる。
今後は、コモンとアンコモンのカードに対するフォイル加工を廃止。これにより、すべてのパックに1枚はフォイル仕様のカードが入っているという保証も撤廃。
またコレクター・ブースターからは、フォイル枠からコモン2枚とアンコモン1枚が削除。別のカードへの補充も行われないため、今後の封入枚数は13枚となる。
この変更は、近年より複雑さを増している印刷工程に余裕を持たせるためのものだと説明されている。
追加要素としては、日本のアーティストやイラストレーターをフィーチャーした特殊なカード「ジャパン・ショーケース」が「ブースターパック」のランダム枠からフォイル仕様で出現するように。
さらに、「ブースターパック」におけるフォイル仕様のレアや神話レアの出現率も上昇する。
競技イベントで「ゴッドパック」を当たったらどうなる?
『マジック』におけるパック開封は、競技の世界とも密接に関係している。
最上位の競技大会「プロツアー」では、予選過程の中に必ず「ドラフト」ルールが含まれている。
このルールでは、参加者がその場でパックを開封。欲しいカードを1枚ピックし残りを隣の人に回していき、一定数繰り返した後、選んだカードでデッキを構築して対戦する。
「ドラフト」や、開封したパックのカードのみで戦う「リミテッド」は店舗イベントでも一般的な遊び方。
公式説明では、こういったイベントで「ゴッドパック」を引き当てた場合の対応は、店舗側へと委ねられている。一方、競技志向のイベントにおいては、「ゴッドパック」は引き当てたプレイヤーに受け取ってもらいつつ、プレイ用には未開封のパックを無償提供することを強く推奨している(外部リンク)。
前述の「プロツアー」においても、同様の対応を行うとされている。
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