ソーシャルVR・VRChatの同時接続ユーザー数が、2月15日に最多記録を突破したことが明らかになった。
VRChatのコミュニティ責任者・tupperさんによれば、この日の同時接続数ピークは156,716人を記録(外部リンク)。1月1日に達成した148,886人を更新した形だ。
その一因となったのは、2月15日12時に開催されたNetflixのアニメ映画『超かぐや姫!』のライブイベント。
VRChatイベントとして前代未聞の同時接続数27,000人超を記録したイベントが、北米のゴールデンタイムに重なったことが大きな要因になったと推測される。
サンリオも注目する世界的ソーシャルVR・VRChat
VRChatはアメリカのVRChat inc.が運営するソーシャルプラットフォーム。
PCやスマートフォンに加え、VRヘッドセットを併用してアクセスでき、ユーザーは好きなアバターで人々とコミュニケーションを楽しみ、クリエイターたちがつくったワールド(3D空間)を訪れることができる。
類似サービスの中でも屈指の自由度の高さを誇ることから、日本でも長年にわたり愛好家のコミュニティが形成。2024年にはストリーマーのスタンミ(スタンミじゃぱん)さんが配信で紹介し、これをきっかけに知名度と人口が急増している。
企業参入事例も着実に増えつつあり、とりわけサンリオは2021年からVRフェス「Sanrio Virtual Festival」を開催。2025年には常設テーマパーク「Virtual Sanrio Puroland」をオープンし、この領域への投資を続けている。
VRChatに電撃参戦した話題作『超かぐや姫!』
2月8日からは、「Sanrio Virtual Festival 2026」開催にあわせ、「Virtual Sanrio Puroland」でも無料イベント実施が発表。
その中でも特に大きな注目を集めたのが、『超かぐや姫!』のライブイベント。同作の主人公・かぐやが、「Virtual Sanrio Puroland」で3Dモデルで出演するライブの開催が、1月30日に発表されていた。
Netflixで独占配信中のアニメ映画『超かぐや姫!』は、古典「竹取物語」をベースにしつつ、ボカロやVR、そして仮想世界(メタバース)を作中要素に取り込んだ作品。
『超かぐや姫!』©コロリド・ツインエンジンパートナーズ
配信前から、著名なボカロ楽曲のカバー動画が話題を獲得。配信開始後は、美麗な作画とポジティブなガール・ミーツ・ガールともいえる作風が相まって、大きな人気を獲得している。
北米ゴールデンタイムに、かぐやを見に来た日本のアクセス集中が合体?
『超かぐや姫!』のVRChatライブは2月14日に初演を予定していたが、トラブルによって開催が中止。翌日の2月15日に改めて実施された。
この日には12時と18時の2回開催されたが、とりわけ多くの人が集まったのが12時の回。筆者の観測範囲でも、27,000人超の人がライブ会場ワールドへ訪れていたことが確認できた。
『超かぐや姫!』VRChatライブの様子/筆者撮影
国内発の単発VRChatイベントとしては記録的数値であり、その裏返しとして、一部ユーザーからはログイン遅延や失敗、アプリ内機能不調が報告。tupperさんもBlueskyで、ログインサーバーにかなりの負荷がかかっていたことを伝えている(外部リンク)。
一方、ライブが開催された時間帯は、北米東部では前日(土曜日)の22時ごろ、西部では19時頃となり、多くの人が余暇を過ごす“ゴールデンタイム”だった可能性がある。
VRChatでいまだ最多人数を誇る北米ユーザーが集う時間帯に、日本で例外的なアクセス集中が発生したことが、今回の記録達成の一因と推測できそうだ。
なお、『超かぐや姫!』のVRChatライブは3月1日(日)18時、3月7日(土)12時、3月8日(日)12時にも開催予定。再び北米ピークタイムと重なる7日と8日に、さらなる記録更新のチャンスが訪れるかもしれない。
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