【「浮世東京 -graphical tokyo-」コンセプト】
浮世とは、儚く移ろうこの世を意味する。
「浮世東京 -graphical tokyo-」は、この言葉が象徴するように、日々めまぐるしく流れ、SNSの中で刹那的に消費されていくクリエイティブを再び照らし出すことを目的としたコレクティブブランドである。
クリエイティブの魅力を最大限に引き出すため、従来の作品が持つコンセプトや世界観に沿ってデザインを磨き上げることもあれば、あえて意味や背景から離れ、デザイナーのファーストインプレッションからポスター作品として再構築することもある。
ポスターとしてのデザイン性や在り方にこだわり、多角的な視点で再構築されたビジュアルは、描き手本人の発想からは生まれなかった新たな角度を持ち、そのギャップが元のクリエイティブが内包する意味を際立たせ、観る者の興味は加工前の作品やそのコンセプト、さらには作家自身へと波及する。
こうして既にSNSやネットに放たれたクリエイティブに再びスポットが当たり、作家が新たなファンを獲得できる構造を生み出す。
フィジカルでの体験を最も重視するアプローチ
「浮世東京」が最も大切にするのは、オンラインやネット上だけで完結させないことであり、デジタル空間で一度世に出た作品を、デザイン、質感、仕様に徹底的にこだわったフィジカルプロダクトへと変換し、手に取れる実体験そのものを最大の価値とする。
実店舗での展示や販売を行うことで、ネットでは接点を持たなかった層や、既存のファン以外の新たなファン層へのアプローチを可能にする。
さらに、インバウンドや回遊客に対しても、リアルな空間で作品と出会い、体験できる機会を創出する。
デザイナーと生み出す「浮世東京」のアートワーク
「浮世東京」のデザインを手がけるのは、専属のデザインチームだけではない。
業界の第一線で活躍する多彩なデザイナーを迎え入れ、元のクリエイティブに良い意味で気を使わず、ポスターとして最大限のポテンシャルを引き出すというブランド独自のフィルターを通して、アートワークを世に送り出す。
その制作過程は、ブランド、原作クリエイター、デザイナーの三者が築く相互の信頼関係によって成り立つ。デザイナーが自らの色を最大限に発揮しながらも、元の作品への敬意を失わないそんな関係性の中から生まれるポスターは、強い個性と新鮮な視点を併せ持つ唯一無二の作品となる。
さらに、アートディレクターとしてグラフィックデザイナーの Panasony™ 氏を起用。ブランドロゴやプロダクトデザインを担当し、今後もポスターデザインなどを手がける。

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イベント情報
「浮世東京 -graphical tokyo- 第壱景」
- 会期
- 2025年9月5日(金)〜10月31日(金)
- 会場
- ano-gallery(東京都渋谷区神宮前5-46-1 TWIN PLANET South BLDG.)
- 主催
- 浮世東京 -graphical tokyo
- 内容
- アートポスター‧アートステッカー等の展示‧販売
- 参画アーティスト
- Kou、Z-Z、tamimoon、ももえ
- 参加デザイナー
- サワイシンゴ、neybell、Panasony™ 、浮世東京 DesignWorks
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