YouTubeが、検索結果に表示される成人向けコンテンツのサムネイルを“ぼかす”新機能のテストを開始した。
これにより、性的なテーマを含むワードで検索した際に、センシティブな内容を含む可能性のあるコンテンツに誤って触れてしまうのを防ぐという。
4月29日に発表されたこの試みは、現在は一部の視聴者を対象に実施。すべてのユーザーにとって安全な検索体験を提供することを目的としてテストが行われている。
テスト中の“ぼかし”機能はユーザーの操作で解除可能
テストの対象となるのは、性的なテーマを含む検索結果。
該当動画のサムネイルは自動的にぼかされる一方で、タイトルやチャンネル名、説明文は通常通り表示される。
ぼかしはユーザーの操作によって解除可能となっている。
YouTubeによれば、これは「ガイドラインに準拠していても、センシティブな内容を含む可能性のあるコンテンツ」に、誤ってアクセスしてしまうリスクを軽減するための機能だという。
センシティブなコンテンツへのYouTubeの対応のこれまで
今回のようなぼかし表示機能は、Instagramが数年前から導入など他のSNSでも運用されている。
一方、YouTubeはこれまでも、年齢制限や制限モードによってセンシティブなコンテンツへのアクセスを制御してきた。
例えば、子ども向けに最適化された視聴環境を提供するYouTube Kidsを2015年にスタート。
最近では、2024年9月に過剰なフィットネス/美容動画の推薦抑制、同年6月に強化された自作銃器動画への年齢制限などの対応を行っている。

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