芸術家・岡本太郎さんの世界観をもとにした特撮作品『TAROMAN(タローマン)』が映画化される。
『大長編 タローマン 万博大爆発』と題し、8月22日(金)から、アスミック・エース配給で全国ロードショーとなる。
『TAROMAN』は、「1970年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁でつくられた1話5分の番組。2022年7月に、NHK Eテレの深夜枠で放送された。
岡本太郎の作品と言葉をモチーフにした特撮作品『TAROMAN』
『TAROMAN』は、岡本太郎さんによる『太陽の塔』などの作品と、「芸術は爆発だ」といった言葉をもとにした特撮作品。
各回のタイトルは、岡本太郎さんの名言が採用されている。
主役であるタローマンは、正義の味方ではなく、怪獣ならぬ奇獣と、シュールででたらめなやりとりで戦う存在。
対峙する奇獣は、岡本太郎さんの作品『疾走する眼』や『駄々っ子』などをもとに造形化されたものだ。
2023年8月には30分番組として『帰ってくれタローマン』が放送。この他にも書籍や展覧会など、5分番組に留まらない展開を続けている。
1970年代頃に想像されていた2025年を舞台にタローマンの戦いを描く
『大長編 タローマン 万博大爆発』で監督をつとめるのは、TV版から引き続き映像作家の藤井亮さん。
劇場版の舞台となるのは、「1970年代頃に想像されていた未来像としての2025年」。
幾何学的な建物、透明なパイプで空中を移動する自動車、宇宙と交信する近未来都市を舞台に、タローマンの戦いが描かれる。
なお、岡本太郎さんの代表作である『太陽の塔』は、1970年に開催された大阪万博に際し制作されたものである。
劇場版の発表に合わせて、海洋堂高知/南国堂が制作する「タローマン ベンダブルアクションフィギュア」の発売や、 ムビチケカード型前売券に限定版フィギュアがついた特別前売りセットの販売も予告されている。

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作品情報
『大長編 タローマン 万博大爆発』
- 監督・脚本
- 藤井亮
- 出演
- タローマン、太陽の塔、地底の太陽、水差し男爵 ほか
- 制作プロダクション
- NHKエデュケーショナル、豪勢スタジオ
- 配給
- アスミック・エース
- 協賛
- キタンクラブ、三井住友海上、アルインコ、日本建設工業
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