ゲームの腕前とゲーム内のランク──対戦ゲームをプレイするゲーマーにとって、プライド(矜持)に関わる問題ですよね。
カジュアルに遊ぶ場合でも、真剣に打ち込むときも、他のプレイヤーのランクや勝率、テクニックが否が応でも気になるのがゲーマーという人種です。
では一体、どうすればゲームは上手くなるのか?
上達のために一番手っ取り早いのが、上手なプレイヤー、それもとびきり上手いトッププレイヤーに直接教わることでしょう。そんなゲーマーの需要に応えるコーチングプラットフォームが現在、多数登場しています。
そんなコーチングプラットフォームのなかでも海外を中心に話題を集めているのが、今回紹介する「Metafy(メタファイ)」です。
ゲーマー向けコーチングプラットフォーム「Metafy」とは?
「Metafy」は、ゲーマー向けのコーチングプラットフォーム(外部リンク)。
各ゲームタイトルのプロ選手やトッププレイヤーから、個別指導やグループレッスンを受けることができるほか、ゲームガイド(テキスト)の閲覧まで可能です。
Metafy上の『マジック:ザ・ギャザリング』に関するページ/画像はMetafyよりキャプチャ
コーチングの方式はオンラインで画面を共有したり、試合をプレイしながらのリアルタイム指導が主流の様子。録画したアーカイブに対して、コメントやアドバイスをもらうことも行われています。
コーチングだけでなく、プロプレイヤーが執筆したゲームの攻略記事や動画のガイドも掲載。その多くは有料ですが、コミュニティに参画することで閲覧することができます。
また、これも有料ですが、プロプレイヤーが主催するDiscordサーバーに参加することも可能。そのコミュニティ内で同志たちと腕を磨きましょう。
コーチングやガイドにかかる費用はおおよそ月/10~50ドル(単体購入もあり)と、日本のゲームプレイヤーの感覚からするとそれなりに高額。しかしこれだけの授業料を払うなら、指導も身に沁みるというものです(?)。
日本国内でも“コーチング”や“有料ガイド”が一般的に
近年、「CR Cup」や「VTuber最協決定戦」などの配信者やVTuberが参加する大型のゲーム配信大会やイベントがますます注目されるように。
大会本番に向けて、その道のプロプレイヤーや熟練者から、VTuberや配信者がゲームのコーチングを受ける配信も一般的になりました。これによりゲームコミュニティでは“コーチング”という言葉を当たり前に聞くようになっています。
また、『マジック:ザ・ギャザリング』や『ONEPIECE CARD GAME』等のトレーディングカードゲームに目を向ければ、有料のnoteでのデッキガイドや攻略記事も数多く存在します。
個別指導やゲームガイドを提供する「Metafy」のようなサービスは、こうしたプレイヤーの需要や文化的な発展に対応したものと言えるでしょう。
ゲーマー向けコーチングサービスは、国内でも「スキルタウン」などのサービスがいくつか存在しています(外部リンク)。
どんなプロプレイヤーがコーチとして参加するのか。そして、どれだけ丁寧なコーチングを受けられるのか。サービスごとの競争で、よりゲーマー向けのコーチングは身近なものになっていきそうです。

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