『Pokémon GO』の公式競技大会にて、試合直後の感情的なパフォーマンスを理由に優勝剥奪となった件を巡って、4月22日(水)に大会運営のPlay! Pokémon(The Pokémon Company)が声明を発表した。
本件を巡っては、コミュニティから厳しすぎる裁定に対して、反発の声が殺到。
そして、判定に一貫性がないとして裁定を不服とした選手本人が、処分の撤回を求める声明を公開する事態にまで発展している。
しかし今回の声明において公式側は、「一度警告したのにもかかわらず、度重なる違反行為を行った」として選手の抗議を受け入れず、判定は覆らないとした(外部リンク)。
優勝剥奪となった「ポップオフ」を巡る騒動
eスポーツの現場において、激闘の末に起こる咆吼やガッツポーズなどの感情的なパフォーマンス(通称:ポップオフ)は、ファンの熱狂を生む要素の一つとなっている。
問題が発生した大会「Orlando Pokémon Regional Championships 2026」は、世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2026(WCS)」への出場をかけた大規模な地域予選だ。
『Pokémon GO』部門の決勝戦で勝利し優勝を果たしたFirestar73選手は、歓喜のあまりヘッドセットを外して机に放るようなパフォーマンスを見せた。
しかし、この行為がジャッジから「スポーツマンシップに反する行為」と判断され、ゲーム敗北が宣告されてタイトルと賞金を失う結果となった。
この裁定に対し、ファンやプロプレイヤーからは疑問の声が上がり、4月12日にはFirestar73選手自身が処分の撤回を求める抗議声明を公開していた。
ポケモン側は「放送に支障をきたすほど」の行為だったと説明
Play! Pokémonは今回の声明の中で、「Firestar73選手がゲームプレイ中にテーブルを叩いたり揺らしたりしたため、マッチロスの判断が下される前に警告を受けていた」と発表した。
続けて「これらの行為は参加者の体験に悪影響を与え、進行中の試合を妨害する可能性がある」と説明。
警告後も同選手による妨害行為が続き、テーブルを揺らす行為は放送に支障をきたすほどであったとしている。
そして、Play! Pokémonは度重なる違反行為により、ペナルティがゲームロスに引き上げられたと報告。
また「勝利を祝う行為自体は問題ないものの、競技の公平性を損なったり、悪影響を及ぼす可能性のある行為は問題となる」と付け加えている。
コミュニティは再び猛反発 当該選手も反論
この公式声明に対し『Pokémon GO』のファンコミュニティは再び強く反発している。
XにおけるPlay! Pokémon公式の投稿にはコミュニティノート(=誤解を招く可能性のある投稿に、ユーザーが協力して背景情報を追加できる機能)が付与。
「放送に支障をきたした」とされる映像も確認できないと記載されている。
また、『Pokémon GO』は性質上、画面を連続的に激しくタップするゲームであるため、プレイ時にテーブルが揺れてしまうのは避けられないのではないかという意見も散見されている。
さらに、Firestar73選手自身も今回の公式声明に対して直接反論している。
Firestar73選手は「Play! Pokémon ペナルティガイドライン」第2.1項に記載されている「違反内容とそのペナルティについて明確な説明を行う必要」があるというルールに言及(外部リンク)。
事前に警告を受けていた件についての明言は避けたものの、ペナルティを受けた際、公式から明確な説明が一切なかったと主張している状態だ。
この記事どう思う?
関連リンク


0件のコメント