VTuberのKizunaAI(キズナアイ)さんが3月18日、芸能プロダクション・アソビシステム(ASOBISYSTEM)とエージェント契約を締結したと発表した。
2月26日、無期限の活動休止から3年ぶりに活動を再開したKizunaAIさんは、音楽を中心にアーティスト活動を行っていくと表明していた。
アソビシステムは今後、国内外を含めたKizunaAIさんのアーティスト活動を支援していく。
KizunaAI「音楽を通じてもっと深くつながりたい」
KizunaAIさんはエージェント契約締結にあたり「この度、アソビシステムさんとエージェント契約を結び、アーティストとしての活動をサポートしていただくことになりました!」とコメント。
「世界中のもっとたくさんの人と、音楽を通じてもっと深くつながりたい。そんな私の思いに共感してくださったアソビシステムさんの力を借りて、これから活動を増やしていきます!」と意気込んでいる。
一方、アソビシステム代表取締役・中川悠介さんは、2019年のKizunaAIさんと中田ヤスタカさんとのコラボ楽曲などに触れつつ、「日本国内だけでなく世界中の多くのファンに愛される魅力を持っています」とKizunaAIさんに言及。
自社のサポートを通じて、「世界へ挑戦する弊社のアーティストと共に、J-POPの新たなムーブメントを創出していけると確信しています」とコメントしている。
KizunaAIが世界に羽ばたくためのエージェント契約
今回のエージェント契約締結の背景には、KizunaAIさんが復帰後の活動の主軸に据えている音楽活動が関わっている。
アソビシステムの発表では、KizunaAIさんの目標を「音楽を中心としたアーティスト活動で、世界に通じる“Neo J-pop”を表現」することだと説明している。
その点、アソビシステムにはこれまで、きゃりーぱみゅぱみゅさんや新しい学校のリーダーズのワールドツアーを手がけ、FRUITS ZIPPERのプロデュースを行ってきた実績がある。
そのノウハウを活かし、アソビシステムは宣伝および営業窓口としてエージェント業務を担当。コンテンツプロデュースおよびクリエイティブ制作については引き続きKizunaAIプロデュースチームが行う。
無期限の活動休止から復活したVTuber「KizunaAI」
KizunaAIさんは、2016年12月からYouTubeで動画投稿を開始したVTuber。“元祖バーチャルYouTuber”とも呼ばれる存在だ。
ボイスモデルは声優・春日望さん、キャラクターデザインはイラストレーター・森倉円さんがつとめている。
デビューから長年シーンを牽引していたが、2022年2月26日に「より成長していくことを目標としたアップデート」として活動を休止。
3年後となる2025年2月26日に復活。現在の新名義「KizunaAI」で活動を再開し、今後は音楽を中心としたアーティスト活動を行っていくと説明した。
アソビシステムとActive8は過去にも共同プロジェクトを展開
なお、現在KizunaAIさんのプロデュース/マネジメントを担当するKizuna AI株式会社は、元々KizunaAIさんをプロデュースしていたActive8の分社として2020年4月に設立された。
Active8は過去、今回エージェント契約を締結したアソビシステムとも共同でプロジェクトを展開。2022年9月には新たなタレント事務所「ANNIN」を設立している。
同事務所は、リアルとバーチャルの両面から近年のK-POPに匹敵する盛り上がりをつくるべく立ち上げられたもの。
現在は、KizunaAIさんのほか、きゃりーぱみゅぱみゅさん、FRUITS ZIPPER、CAPSULEが所属。VシンガーのYuNiさんが業務提携という形で在籍している。

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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:12116)
Activ8がアソビシステムとANNINを運営してたからやろうけどANNINのオーディションのことを見ると不安になる