連載 | #178 KAI-YOU SALE & REVIEW

SF漫画『アリスと蔵六』が77円に! 全巻買っても1700円のKindleセール開催

SF漫画『アリスと蔵六』が77円に! 全巻買っても1700円のKindleセール開催
SF漫画『アリスと蔵六』が77円に! 全巻買っても1700円のKindleセール開催

『アリスと蔵六』『推しが武道館いってくれたら死ぬ』『ネムルバカ』の書影/画像はすべてAmazonから

Web漫画サイト「COMICリュウ」が、約90作品を対象に、ほぼ全巻77円という凄まじいセールをKindleストアで開催しています。

筆者の記憶の限りではありますが、これまででも最大規模のセールです……これは事件! 率直に言ってめちゃくちゃお買い得。期間は3月2日(日)まで。見逃し厳禁です。

連載中の漫画『アリスと蔵六』や『推しが武道館いってくれたら死ぬ』などの最新刊を除く全巻が、77円で販売されています。実写映画化が話題の『ネムルバカ』も対象なのが嬉しいですね。

なお、今回は「COMICリュウ」の復刊13周年を記念したフェアとなります(「COMICリュウ」はまだ雑誌だった2011年に休刊し、2012年に復刊。2018年にWebへ移行)。

『アリスと蔵六』『推し武道』が全巻1500円前後で販売

『アリスと蔵六』9巻/画像はAmazonから

約90作品が77円になっている今回のセールで、一番最初にオススメしたいのは『アリスと蔵六』です。全13巻購入で1776円、12巻までなら924円です。

主人公は“アリスの夢”と呼ばれる超能力を持った少女・紗名。想像したものをすべて具現化できる破格の能力を持ちながら、精神的に未熟で、善悪や生死の観念が定まっていない、非常に危うい存在として登場します

そんな彼女を導くのが一本気のある頑固爺・蔵六です。「人に迷惑をかけるな」と、本当に当たり前のことから親身に教え、紗名と家族のように接する中で、絆が生まれていきます。

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』10巻/画像はAmazonから

TVアニメ化と、実写ドラマおよび実写映画化されたヒット作『推しが武道館いってくれたら死ぬ』も超お買い得です。全11巻購入で1622円、10巻までなら770円です。

地下アイドルグループを全身全霊をかけて応援するファンたち、そしてアイドル本人たちの群像劇です。推し推される関係の両者を真摯に描いており、ドルオタをはじめ何かを熱狂的に応援する人になら確実に刺さるシーンや言葉があります。

10巻で物語としての一区切りついており、最新11巻からは新章とも言うべき内容になっています。

未読の方は今回のセールで10巻まで一気に購入して一気読みすることで、かなりの満足感が得られるのではないかと。そのまま11巻にも手が伸びるはずです。

『ネムルバカ』など石黒正数作品が買い時

他にも実写映画に期待大の『ネムルバカ』に、同作とちょっとした繋がりがある『響子と父さん』。両作の作者・石黒正数さんによる短編集もセールの対象です。

なお、『ネムルバカ』に関しては新装版の刊行が決定しており、描き下ろしの番外編なども収録される充実の内容になっているので、そちらを待っても良いかもしれません。

『ネムルバカ』/画像はAmazonから

『響子と父さん』/画像はAmazonから

『石黒正数短編集』/画像はAmazonから

この記事どう思う?

この記事どう思う?

映画『ネムルバカ』楽しみですね

『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』今井哲也の描く“悪”の諸相.jpg

『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』今井哲也の描く“悪”の諸相

技術的特異点(シンギュラリティ)という概念があります。 厳密に定義できる言葉ではないのですが、「1000ドルで買えるコンピュータの性能が、全人類の脳の性能を上回る時点」「人工知能(AI)が自己フィードバックによって勝手に成長し続け、人間に代わって地球文明の主役になる時点」という理解が一般的かなと思いま…

premium.kai-you.net

関連キーフレーズ

連載

KAI-YOU SALE & REVIEW

Amazonを中心に、漫画や小説、ライトノベル、雑誌、専門書、ガジェット、食品などのセールをレビューと共に紹介。 Kindleセールはもちろん、タイムセール、プライムデー、ブラックフライデーのほか、早川書房やニコニコカドカワ祭りなど、出版社ごとのセール、他の漫画配信サイトでの期間限定無料公開の情報を、作品や商品のレビューと併せてお届けします。

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。