株式会社バンダイナムコフィルムワークスとLegendary Entertainmentが、「機動戦士ガンダム」シリーズのハリウッド実写映画版『GUNDAM(仮称)』について、2025年1月に共同投資契約を締結したことを発表した。
制作は、Legendary Entertainment傘下のLegendary Pictures。監督・脚本は2021年の発表から変更され、Jim Mickleさんがつとめる。
また、当初Netflix向け映画として発表される予定だった『GUNDAM(仮称)』だが、全世界の劇場で公開予定となった。
“リアルロボット”アニメの開拓者「機動戦士ガンダム」シリーズ
「機動戦士ガンダム」は、バンダイナムコフィルムワークス傘下のブランド・サンライズが制作する、日本を代表するロボットアニメシリーズ。
富野由悠季さんが原作者・総監督をつとめ、1979年に放送された第一作は、ロボットを「モビルスーツ」という兵器として扱ったリアルな戦争描写や濃厚なヒューマンドラマなどで大ヒット。“リアルロボット”路線のパイオニア的存在にとなった。
以降、TVアニメシリーズ25作品、劇場上映34作品、OVA27作品、配信・イベント映像・TV スペシャルなど多数制作。
シリーズ最新作となる『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は、日本テレビ系列で放送決定。現在、その劇場先行版である映画『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が、1月17日より公開されている。
Netflixや『キングコング:髑髏島の巨神』監督は離脱か
『GUNDAM(仮称)』は、2018年7月に米・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2018」で発表された「機動戦士ガンダム」シリーズのハリウッド実写映画版。
2021年には、本作がNetflix向け映画としてリリースされること、監督に『キングコング:髑髏島の巨神』のジョーダン・ヴォート=ロバーツさんがつとめることなどが発表されていた(外部リンク)。
しかし、詳細は不明だが、2024年10月に米Deadline(外部リンク)が、両者の離脱を報道。
新監督にNetflixオリジナルドラマ「スイート・トゥース」シリーズなど手がけたJim Mickleさんが就任することを報じていた。
ハリウッド映画版『GUNDAM』制作に向け北米法人が設立
あわせて、『GUNDAM(仮称)』の制作に向け、北米法人・Bandai Namco Filmworks America, LLCが2025年4月1日に設立されることも発表された。
本法人は、バンダイナムコグループの北米地域統括会社であるBandai Namco Holdings USA Inc.の100%子会社となる。
株式会社バンダイナムコフィルムワークスは、新設される北米法人について、同社の管理下のもと「今後の海外におけるライセンス事業の拡大およびガンダムシリーズのブランド価値拡大に向けて、活動してまいります」と発表している。
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