沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究ユニット「力学と材料科学ユニット」が、画像の「くっきりさ」を数値化(定量的に評価)する手法を開発しました。
本研究の題材には、VTuberグループ・ホロライブ所属のさくらみこさんのイラストを使用。
…………なんでさくらみこさんのイラストを!?
しかも、本研究は世界的学術誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』にも採択されています(外部リンク)。
35Pの物理学者が開発 ホロライブの二次創作ゲームでも活用
何を隠そう、論文の筆頭著者である物理学者のサント・チャン博士は35P(=さくらみこさんのファン)を公言している人物。
さくらみこさんの非公式ファンプロジェクト・WorldWide 35P Networkのメンバーのひとりであり、Xでは「ポテト」という名義でファンアートなどを発表しています。
サント・チャン博士は、『HoloCure』などのホロライブを題材とする二次創作ゲームの開発にも参加。
今回の研究は、ホロライブの二次創作ゲームブランド「holo Indie」から発表されたゲーム『Holo X Break』に登場する絵文字(スタンプ)を制作したことをきっかけに行われました。
「『推し事』への情熱を『お仕事』に注いだ結果、今回の論文が生まれました」
『Holo X Break』の絵文字は、研究をもとに導き出された鮮明度をもとに設計。
OIST公式サイトに掲載された記事では、研究結果の活用について「本研究成果が商業案件においても機能するということを明らかにしました」と打ち出されています。
サント・チャン博士は、今回の研究の発表にあたり、「以前、35Pの仲間たちと一緒に、ニューヨークのタイムズスクエアで彼女の活動5周年を祝うために広告掲示板を借り、アニメーションを作製,展示する機会がありました。このような『推し事』への情熱を『お仕事』に注いだ結果、今回の論文が生まれました」とコメントを寄せています。
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