株式会社N.D.Promotion、株式会社ALL BLUE、株式会社Materialによるシンクタンク組織・Z総研が、「Z総研2024年下半期トレンドランキング」を発表した。
1995年以降に生まれたZ世代への調査を行い、流行った言葉、食べ物/飲み物、コスメ/美容グッズ、俳優、アーティスト、アイドルなどをトップ10までランキング化(有効回答数は477名)。
「流行った言葉」では、TikTokやXなどSNSで日常的に使いやすい言葉が上位を獲得。
シンガーソングライター・紗耶華さんが元ネタの「うますぎやろがい」や、だいすきさんの動画が元ネタの「さつまいもタイム」など、ショート動画がきっかけで広まった言葉に加え、Xでもトレンド入りして話題になった「風呂キャンセル界隈」がトップ3となった。
【画像】2024年にZ世代で流行ったYouTubeチャンネルは?Z世代に流行った言葉と「新語・流行語大賞」の違い
「流行った言葉」について視野をトップ10にまで広げてみると、Z総研の「2024年下半期トレンドランキング」は、12月2日に発表された「新語・流行語大賞」のトップ10とほとんど重複していないことがわかる。
どちらのトップ10にも入ったのは、Netflixシリーズ『地面師たち』の「もうええでしょう」と「界隈」のみだった。
「Z総研2024年下半期トレンドランキング」流行った言葉
1位「うますぎやろがい」
2位「風呂キャンセル界隈」
3位「さつまいもタイム」
4位「もうこないからねー」
5位「〇〇ないようじゃ無理か。◯◯はね、◯◯じゃないと。」
6位「ウマ確」
7位「パリパラリンピック」
8位「ほん money」
9位「〇〇界隈」
10位「もうええでしょう」
2024年の「新語・流行語大賞」TOP10(50音順)
「裏金問題」
「界隈」
「初老ジャパン」
「新紙幣」
「50-50」
「ふてほど」(年間大賞)
「Bling-Bang-Bang-Born」
「ホワイト案件」
「名言が残せなかった」
「もうええでしょう」
Z世代と世相のズレ? “ふてほど”も入らず
なお、「新語・流行語大賞」のトップ10は、Z総研の「上半期トレンドランキング」の流行った言葉トップ10にも入っていない。
「新語・流行語大賞」では年間大賞の「ふてほど」も、Creepy Nutsの楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」もなかった。
より広範な流行語を決める「新語・流行語大賞」と、Z世代に特化したZ総研の調査では趣が異なる。とはいえ、Z世代と世相のズレを明確に感じさせる結果になっているのは興味深いポイントだ。
流行ったアーティストはMrs. GREEN APPLE 年間通じて1位
「流行ったアーティスト」は、上半期に続きMrs. GREEN APPLEが1位を獲得。2位以下を大きく引き離して、13.3%の支持を集めている。
Z総研によれば、楽曲のジャンルが幅広く、歌詞に共感するZ世代が多数いたことが要因になったという。
「流行った曲」でも4月にリリースした『忘却バッテリー』のOP主題歌「ライラック」が3位に入っており、支持の大きさがうかがえる。
Mrs. GREEN APPLEは12月2日に、メンバーの大森元貴さん、若井滉斗さん、藤澤涼架さんが揃って記者会見を実施。
2025年に迎えるデビュー10週年の企画として、約10万人を動員する2日間のライブ、全国を回る展覧会、ドキュメンタリー映画の製作などを発表した。
このほか、「Z総研2024年下半期トレンドランキング」では、流行ったYouTubeでは「みなみチャンネル」、食べ物/飲み物は「アサイーボウル」、俳優では「橋本環奈」、アイドルでは「FRUITS ZIPPER」などが1位にランクインしている。
【調査概要】
調査時期:2024年11月1日〜2024年11月10日
調査方法:インターネット調査
調査対象:自社メディア「Nom de plume」LINE@会員
有効回答数:477名(全国、中学生96名/高校生189名/18歳〜22歳143名/23歳〜25歳31名/26歳〜28歳18名)【複数回答式】
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント