マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」と博報堂が共同で、“界隈消費”に関するレポート「Future Evangelist Report vol.3 界隈消費」を公開した。
SNS上で同じ興味関心を持つ者を中心に、ゆるやかに形成される集団「界隈」における消費傾向を“界隈消費”と呼称。これを調査/分析している。
無料公開のレポートで、「SHIBUYA109 lab.」の申請フォームから申し込むことができる。
【画像】界隈とは? 消費のメカニズムは? 調査レポート「Future Evangelist Report vol.3」「界隈消費」を調査 SHIBUYA109エンタテイメントと博報堂が共同
「Future Evangelist Report vol.3 界隈消費」は、博報堂が新たなマーケットデザインを提言するレポート「Future Evangelist Report」の第3弾に当たる。
SHIBUYA109などの商業施設を運営するSHIBUYA109エンタテイメントの若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」と、共同で調査を行った。
Z世代のインタビューや調査を通して、界隈消費のメカニズムや生活者の深層心理を紐解いている。
“界隈”とは何か? 全体像や独自解釈の解説で「界隈消費」を紐解く
SNSやオタク的な文脈での連帯やコミュニティを指す言葉として浸透した“界隈”。あらゆるジャンルで当たり前に使われる言葉となっている。
レポートは全53ページ。「そもそも界隈とは何か?」という定義の解説からはじまり、企業と界隈の付き合い方で締めくくる構成を取っている。
【レポートの構成】
chapter1:Introduction 「界隈」とは何か?
chapter2:「界隈消費」とは? 〜SHIBUYA109 lab. が見る界隈消費現象〜
chapter3:「界隈消費」の拡がりの兆し
chapter4:企業と「界隈」の付き合い方
※SHIBUYA109 lab./博報堂の共同調査
レポートの中では女子大学生4人へのインタビューから、Z世代にとって界隈が意味するもの概観。「他人から〇〇界隈の人と呼ばれるのは嫌かも」といった、リアルな声を掲載している。
ある界隈で流行ったものが別の界隈に伝播していく現象を「界隈伝播消費」と定義するなどして、界隈消費のメカニズムおよびプロセスの解説も行っている。
また、複雑で掴みづらい界隈の全体像をまとめたページは見どころの一つだろう。広範囲における具体的なコンテンツ名を挙げて作成した図になっている。
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