配信プラットフォーム「17LIVE」、VTuber事務所「Re:AcT」を子会社化

配信プラットフォーム「17LIVE」、VTuber事務所「Re:AcT」を子会社化
配信プラットフォーム「17LIVE」、VTuber事務所「Re:AcT」を子会社化

VTuber事務所・Re:AcTに所属するタレント(一部)

ライブ配信プラットフォーム「17LIVE(イチナナ)」を運営する17LIVE株式会社が11月26日、VTuber事務所・Re:AcTを運営する株式会社mikaiを子会社化したと発表した。

mikai社の発行済株式総数の過半数を取得し、グループ会社とした。

17LIVE株式会社と株式会社mikaiのロゴ

「Vライバー事業を成長ドライバーのひとつ」と位置づける17LIVE

17LIVE株式会社は、企業とプラットフォームの価値向上を図るため、プラットフォームの強化、収益ソースの多様化、戦略的提携および事業提携を主軸とするビジョン「17LIVE FORWARD STRATEGY」を8月に発表している。

この中で「Vライバー事業を成長ドライバーのひとつ」と位置づけ。

同社が2023年12月から展開するVライバープロダクション・NexuStella(ネクサステラ)と、2024年11月に事業を譲り受けたVライバープロダクション・V-iii(ヴィースリー)と共に、バーチャル関連事業を拡充。中長期的成長のために、Vライバー事業を強化していく狙いがある。

通称“バーチャル蠱毒”と呼ばれたオーディションの参画企業だったSHOWROOMや、KMNZおよびVESPERBELLをプロデュース(KMNZは共同プロデュース)していたREALITYなど、配信プラットフォームを手がける企業がVTuberに携わることは多い。

しかし、既存の人気VTuber事務所を傘下とするのは珍しい事例。自社の配信プラットフォームと連携することで、どのような相乗効果が生まれるのか注目だ。

獅子神レオナ、花鋏キョウらを擁するVTuber事務所・Re:AcT

株式会社mikaiは、2016年8月に設立されたスタートアップ企業。2018年7月に、音楽とアイドルを軸としたVTuber事業をスタートした。

運営するVTuber事務所・Re:AcTには、登録者数33万人の獅子神レオナさん、同32万人さんの花鋏キョウさんらバーチャルアーティストを多数擁する。

Re:AcTメンバーによるオリジナル楽曲「Bye Bye バッドエンド」MV

また、2023年3月からはe-Sportsに特化したプロジェクト「Re:AcT Gaming」を展開。2024年11月30日(土)には、初の海外展開となるRe:AcT KRをスタートする予定だ。

今後は世界各国でライブ配信事業を展開する17LIVE株式会社と連携し、国内外での事業成長を目指す。

なお、株式会社mikaiは、17LIVE株式会社のグループ会社となった後も独立した企業としてVTuber事業を運営していく。

1
2
この記事どう思う?

この記事どう思う?

勢力図が変化しているVTuber業界

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。