かと思った次の瞬間、間髪入れずに出てきた「今しゃべっている僕が(本物の)SEIKINです」と種明かしした3人目のSEIKINさん。
相当手が込んだ演出だったなと驚いていると、最後に4人目のSEIKINさんが「っていうのもAIなんだよね」と画面右から登場。
テロップ通り、やっと本物のSEIKINさんということでした。
動画内で明かされたのは、最後のSEIKINさんは本物であるものの、冒頭1分半のオープニング映像自体は、全てAIで制作されたものであるという衝撃の事実! これを見破れる人はそうそういないでしょう。
初見では確実に騙されるクオリティです(よく見れば左上に「※これはAIです」という注意書きが。気付けなかった!)。
SEIKINさん(本物)が「ヤバイ時代だねぇ」と言うように、ヤバイ時代、来てます。
SEIKIN、日本HPのプロモーションとしてAIで動画を制作
このSEIKINさんの動画は、株式会社日本HPのプロモーションを含んでおり、同社の最新ノートPCを紹介する内容になっています。
このノートPCにAIを活用した機能が搭載されており、そのすごさを解説するためにつくられたのが冒頭のオープニング映像ということでした。
映像はもちろん、話す内容を記した台本も、動画で流れるBGMもAIで制作。AIづくしの1分半だったことが動画の本編で明かされていきます。
進化し続けるAIの性能を、動画制作という形でわかりやすく可視化していました。いや、本当にすごい時代がきています。普段見ている広告や文章もAIがつくっているのかもしれません。
近年では、このAIを悪用した「ディープフェイク」動画や映像が世界的にも問題になっています。
筆者はAIのすごさに舌を巻くと同時に、SNSなどで出回っている画像や映像、音声についても、反射的に反応せずに改めて襟を正さねば、という思いも強くしました。
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