「2000年問題」というフレーズ、覚えてますか?
Y2K問題とも呼ばれたこの現象は、1999年から2000年に日付が変わるタイミングで、プログラムの誤作動が発生し、大きな混乱を起こすとされ、当時大きな話題になりました。
そんな2000年問題にフィーチャーした青春ホラー(?)コメディ映画『Y2K』が12月6日(金)に公開されます。え、今!?
制作を手掛けたのは、近年新作に注目が集まるアメリカの映画会社・A24。
同社の公式YouTubeチャンネルで公開されたトレーラーには、若者たちが2000年を迎えるニューイヤーパーティに興じる中、機械の暴走によって、楽しい時間が殺戮場へと転じる様子が収められています。
いや、そうはならんやろ……。
2000年を祝うパーティが、暴走する機械によって殺戮の舞台に──映画『Y2K』
『Y2K』の舞台となるのは1999年、大晦日のアメリカ。
主人公の高校生・イーライは、ニューイヤーパーティで意中の女性・ローラとキスしようと意気込みます。
友人・ダニーと景気づけに酒を煽る様子や、その後のパーティの一場面のファッションや小道具からも、1999年の雰囲気がプンプンと立ち込めています。
ところが2000年を迎えた直後に停電が発生。機械が暴走し人間に対して反乱を起こしてしまう。果たしてイーライたちは生き延びることができるのか?──この展開、サメ映画やゾンビ映画で観たことあるぞ!
カクつく3D、1999年当時の空気感が漂う演出に期待大
この機械の反乱の見た目というのが、予告編のキモとも言うべきところ。
突然動き出し、ライターとスプレーで炎を放射するオモチャのトラック。高校生を襲う電気ドリルマシーンには、どういう役割を果たしているのかたまごっちが搭載。殺傷能力に振り切ったロボットコンテストか……?
暴走した機械のディスプレイに表示される人工知能のカクついた3Dモデルや、機械の暴走に焼かれた街など、当時の3Dを再現したかのような雰囲気の演出が盛りだくさん。
1999年ってそんなチープな技術力だったかな?
BGMに使われているChumbawamba「Tubthumping」の“I get knocked down~”のフレーズも当時を感じさせてくれます(1997年リリースの曲らしいです、懐かしい……)。
ちなみに、ビデオデッキから飛び出すテープに書かれた『Varsity Blues(バーシティ・ブルース)』も1997年公開の青春映画のようです。
『エブエブ』『ミッドサマー』で知られるA24が制作
監督は俳優でもあるカイル・ムーニーさん。イーライ役は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のジェイデン・マーテルさんがつとめます。
ローラ役を2021年の映画『ウエスト・サイド・ストーリー』でデビューしたレイチェル・ゼグラーさん、ダニー役には映画『デッドプール2』でも重要な役割を演じたジュリアン・デニソンさんが名を連ねてます。
制作を手掛けたA24は、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や、『ミッドサマー』『ムーンライト』で知られる制作会社。否が応でも期待が高まります。
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