中日新聞社が、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」に、終戦企画「語り続ける戦争遺跡」のワールドを公開した。
現地でスキャンした戦争遺跡の3Dモデルを展示し、動画とテキストで解説。戦争遺跡と向き合い平和について考える機会を提供する。
「VRChat」内の検索窓から「語り続ける戦争遺跡」で検索することでワールドにアクセスできる。
戦後79年で風化が進む“戦争遺跡”をVR上に再現
中日新聞社は、「語り続ける戦争遺跡」と題して2022~2023年に中部地方各地の戦争遺跡を取材。軍需工場や旧日本軍の施設など、遺跡マップを作成し、風化が進む現状を動画で記録してきた。
2024年は第二次世界大戦の終結から79年。各地の戦争遺跡は風化が進み、解体や崩落の危険が迫るものもあるという。
中日新聞は、時間経過により戦争体験者が減り、証言にスポットを当てた取材も難しくなったことを説明する。
こうした背景から中日新聞では、記者がカメラやスマートフォンを利用した3Dスキャンを実施。中日新聞Web上などで3Dモデルを公開してきた。
今回のVRChatでの展示では、ファイルサイズの問題で表示が難しかった大型建造物も追加。中部の各地に点在し、一日で見て回ることが難しい戦争遺跡を、一つの空間にまとめ、それぞれの戦争遺跡をテキストと動画で解説する。
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