KADOKAWAグループへの大規模なサイバー攻撃により、6月8日よりサービスを停止しているニコニコ(ニコニコ動画やニコニコ生放送等の総称)運営が7月12日、復旧状況を報告した。
ニコニコ動画の動画データ、コメントや課金履歴など、サービスの復旧に必要なデータの無事を確認。
現在システムの復旧と並行し、システムの動作確認/性能テスト、セキュリティ監査など、サービスの再開に必要な作業工程を洗い出しているという。
ニコニコ代表/ドワンゴ取締役COOの栗田穣崇さんは、自身のXにて「復旧の目途については、来週中にはお知らせできると思います」と綴っている(外部リンク)。
ニコニコ生放送のタイムシフトは被害状況を確認中
6月14日、サービスの復旧には「1か月以上かかる見込み」と発表していたニコニコ運営。
当時、ユーザーがアップロードしていた動画や生放送のアーカイブなどについて、パブリッククラウド上で運用していたため、被害は受けていないと発表していたニコニコ運営だが、今回改めて無事が確認されたデータについて報告した。
「一部サービスは障害発生前のバッグアップ時点まで巻き戻してのサービス再開となる」としつつ、ニコニコ動画の動画/コメント、ニコニコポイント/課金履歴、ニコニコ静画(※5月23日10時半ごろのバックアップから復旧予定)、ニコニ立体、ニコニ広告などの名前をあげた。
なお、ニコニコ生放送のタイムシフト/コメントのデータについては、引き続き被害状況を確認中としている。
仮設新サービス「ニコニコ広場(Re:仮)」リリース
また、「ニコニコ動画(Re:仮)」「ニコニコ生放送(Re:仮)」などに続き、仮設新サービスとして「ニコニコ広場(Re:仮)」がリリースされた。
「ニコニコ広葉(Re:仮)」は、ニコニコのタグをテーマに、ユーザーの間でチャットコミュニケーションが行えるサービス。
PC、iOS/Android、スマートフォンブラウザから利用が可能。動画についているタグに応じて、チャットページが表示される。
また、アカウント登録不要かつ無料で利用可能となっている。
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