小学生男子のなりたい職業「プログラマー」が初トップ10入り スポーツ選手はランキング圏外へ

やってみたいことランキングでは、4年連続で「動画撮影」が1位

「これからやってみたいことランキング」では、4年連続で動画撮影が1位になった。

「なりたい職業ランキング」でYouTuberがトップになったことを踏まえると、小学生の間でYouTubeをはじめとした動画コンテンツの視聴が当たり前のものとなり、「自分も取り組んでみたい」と考える子どもが増えていると推察される。

『月刊コロコロコミック』読者1000人へのアンケートで作成した「これからやってみたいことランキング 2024」

2位には釣りがランクイン。釣りは2007年の調査以降では2016年と2018年を除くすべての年でトップ10入りしており、男子小学生にとって不動の人気アクティビティと言える。

3位には「プログラミング」がランクインした。プログラミングは2021年に初めてトップ10入りを果たすと、2022年には2位、2023年には3位と、直近3年間でトップ3以内をキープしている。

今回の「なりたい職業ランキング」でプログラマーが初めてトップ10入りしたことも合わせて、近年の潮流と言えそうだ

また、見逃せないのが5位にランクインしている料理だ。料理は2018年に3位に入って以来、毎年トップ10入りしており、自分で料理をしたいと考える男子小学生が着実に増えている。

習い事ではスイミングが圧巻の強さで1位 ピアノ、そろばんも健闘

週に1回以上塾や習い事をしている小学生を対象に「今、一番力を入れている習い事は何か?」と尋ねた結果、スイミングが2位以降と倍以上のポイント差をつけて1位となった。

2014年の調査から10年連続でスイミングは1位になっており、不動の地位を誇る。

『月刊コロコロコミック』読者1000人へのアンケートで作成した「習い事ランキング 2024」

これに続く2位のサッカーは、2014年以降、毎年トップ3位内にランクインしてきた。「なりたい職業」や「これからやってみたいこと」ランキングの中でも安定して上位に位置していることから、男子小学生の間で根強い人気があることが伺える。

3位のピアノで、これまで上位を占めていた英会話、学習塾を抑えてのランクインとなった。

また、6位のそろばんにも注目。電卓やスマートフォンを使えば簡単に計算できる現代においても授業で扱われており、習い事としても人気なようだ。

Webだけでなく、リアルイベントも手がける『コロコロコミック』

『コロコロコミック研究所』所長・小林浩一さん

『コロコロコミック研究所』所長・小林浩一さんのコメント

『コロコロコミック』は、雑誌としてのプレゼンスの高さを武器に、YouTube、SNS、リアルなイベントと全方位で子ども達とのタッチングポイントを持っています。親が子どもの代わりに記入するアンケートは数多くありますが、子ども達が自らの意思で、自らの手で、自分達の心のありようを書き綴ってくれるコロコロのアンケートはとても貴重です。子ども達の視点を常に大切にし、彼らが望んでいるものを読み取り、彼らを笑顔にするために、この度、『コロコロコミック研究所(ラボラトリー)』を立ち上げました。

直近では、コロコロ読者の間で人気のある習い事のトップレベルにある「サッカー」をテーマにした仕事を手がけました。

GW期間の5月3日に茨城県庁のサポートのもと、世界に誇るクラブチームである鹿島アントラーズとのコラボレーションが実現しました。

初めてサッカーを観戦する子どもであっても、スタジアムを存分に楽しめるように『コロコロコミック』がディレクションしたスタンプラリーを実施し、コロコロのキャラクターを使用したフォトパネルをスタジアムの中に設置しました。

子どもがスタジアムの中をパパやママと一緒に楽しめる工夫をそこかしこに忍ばせ、通常の試合の1.5倍の子ども達をカシマスタジアムに呼び込むことに成功しました。

アンケート内の職業ランキングでは「YouTuber」、やってみたいことでは「動画撮影」が1位ですが、コロコロは国内トップレベルの子ども向けのYouTubeチャンネルを保有しています。アントラーズとのコラボでも67万人の登録者を抱えるYouTubeチャンネルである『コロコロチャンネル』(https://www.youtube.com/c/corocoro )で動画を配信し、『コロコロコミック』を読んでいない子ども達にもリーチしました。4月1日のエイプリルフールでは、鹿島アントラーズの公式Xで、「チームのエンブレムを辰年にちなんでコロドラゴンに変更しました」というユーモラスな投稿をしてもらい、大きな話題を呼びました。

今やコロコロは紙の雑誌だけでなく、YouTube上でも、SNS上でも、リアルなイベント会場でも情報を発信する力を持っています。『コロコロコミック研究所』では、子ども達が潜在的に持っているニーズを編集者が的確に読み取り、クライアントの方々と協力することで、彼らが求めていたサービスを一緒に創造することを目指します。

少子化の時代ではありますが、未来を切り拓いていく子ども達の心に良い種を蒔けるように努力していきますので、お力添えのほど、よろしくお願いいたします。

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