『映像研』作者 大童澄瞳、VTuberデビュー 乃木坂46との仕事がきっかけ

漫画家・大童澄瞳さんがプロデュースする「V童澄瞳」の初配信

映像研には手を出すな!』で知られる漫画家・大童澄瞳(おおわらすみと)さんが1月21日、突如VTuberデビューを発表した。

同日22時頃に「もはや何を準備すればよいかわからなくなったので(VTuber)デビューさせます」と自身のXで告知後、30分前後で初配信を実施した。

VTuberデビューの大童澄瞳、充実した初配信の内容

初配信では主に、「V童澄瞳(ぶいわらすみと)」のプロフィール紹介を中心に展開。VTuberを制作するようになったきっかけ、VTuberとしてのキャラクター制作や設定などについて語られた。

「V童澄瞳」の立ち位置は、漫画家の大童澄瞳さんがプロデュースし、本人と人格を共有する並行世界の存在。

ファンアートタグや推しマークなども紹介/画像は初配信より

頭上の輪っかも解説/画像は初配信より

「V童澄瞳」のキャラクター制作に関して、直接イラストを描きながら説明するくだりでは、ボディの胸部のコアが欠損していることや、頭上の輪は「脳のバチバチ(脳活動・脳発電)」を光に変換したバルーンであるとのことなど、詳細な設定が共有された。

そのほか、『映像研には手を出すな!』が連載に至った経緯と販売部数150万部突破の報告、AIアートに関する議論にも触れるなど、様々な話題を展開した。

「V童澄瞳」をプロデュースする漫画家・大童澄瞳とは?

大童澄瞳さんは1993年生まれの漫画家。デビュー作かつ代表作の『映像研には手を出すな!』は、2020年にサイエンスSARU制作、湯浅政明監督でTVアニメ化。同年には、実写ドラマ化・映画化もされている。

『映像研には手を出すな!』1巻書影

実写ドラマ・映画では、アイドルグループ・乃木坂46のメンバーである齋藤飛鳥さん、梅澤美波さん、山下美月さんが出演。

そうした縁もあり、同グループの26thシングル「僕は僕を好きになる」のアニメ版MVでは、ストーリー、絵コンテ、原画を大童澄瞳さんが担当した。
乃木坂46「僕は僕を好きになる」アニメ版MV
「V童澄瞳」としての初配信では、乃木坂46との仕事や、小学館の『週刊ビッグコミックスピリッツ』主催のVTuberアイドル発掘イベントで審査員をつとめた経験などを通じて、アイドルやキャラクターのエンターテインメントに関心を持ったと説明。

それらが今回VTuberデビューしたきっかけの一つだという。その上で、VTuberの中に話をしてみたい人がたくさんいるとして、「V童澄瞳」としての今後の目標は、「そういった存在とコラボできるような存在になること」と意欲を語った。

なお、大童澄瞳さんのXによれば、すでに“企業コラボ案件のようなもの”が決定している模様。 VTuberとしてデビュー告知から初配信までのスピード感もさることながら、企業案件の確定に至るまでの時間も、類を見ない速度感となっている。
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