e-Sports専用の大会会場を建設し、e-Sportsチームやゲーム会社を誘致する計画が明かされている。
キディヤ・シティのゲームに関連する情報を発信するXアカウント「Qiddiya Gaming」では、ファンタジーの世界を再現したかのような、豪華絢爛な特区のイメージ映像が公開された。
キディヤ・シティ「ゲーム特区」のイメージ映像
映像ではナレーションを、『進撃の巨人』(ミカサ・アッカーマン役)や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(ヴァイオレット・エヴァーガーデン役)に出演している声優・石川由依さんが担当している。私たちが愛してやまない、世界中のゲームコミュニティのために設計した世界初の「ゲーム」と「eスポーツ」の特区のビジョンを是非ご覧ください。https://t.co/XAvZ9qKYsi#PlayLife pic.twitter.com/AbeFwcLzdD
— Qiddiya Gaming (@QiddiyaGaming) December 14, 2023
【画像】キディヤ・シティ、ゲーム特区のイメージ画像
開発中のサウジアラビアの娯楽都市キディヤ・シティ
中東最大の産油国であるサウジアラビアは、石油依存からの脱却を目指して近年エンターテインメント分野に国を挙げて投資している。投資先はサッカーやゴルフといったスポーツ、アニメ、漫画、ゲームなど多岐にわたる。 キディヤ・シティは、そんなサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、12月に発表した計画の中心地となる娯楽都市(外部リンク)。
世界有数のエンターテイメント、スポーツ、ポップカルチャーの拠点を目指して、サウジアラビアの首都・リヤド近郊で開発が進められている。
日本とサウジアラビアのe-Sports団体が覚書を締結
なお、キディヤ・シティのゲーム特区設立の発表後には、日本eスポーツ連合(以下、JeSU)が、サウジアラビアのe-Sports団体・Saudi Esports Federation(以下SEF)と、人材育成と国際交流の推進に関する覚書を締結したことを発表している。サウジアラビアは、2023年に賞金総額約40億円のe-Sports世界大会「Gamers8」を開催。世界大会の開催国に選定されるなど、国際的な競技シーンにおいて近年非常に強い存在感を発揮している。
そんなサウジアラビアのe-Sports団体・SEFと日本のJeSUは、2021年から2022年にかけて国際親善試合を実施。両国政府間の戦略的パートナーシップである「日・サウジ・ビジョン2030」の下、緊密な関係を築いている。
両団体会長のコメント
JeSU・早川英樹会長のコメント
この度、SEFと人材育成に係る覚書を締結できたことをうれしく思います。eスポーツがますます発展していくうえで、さまざまな領域における人材育成は重要かつ喫緊の課題です。SEFが運営する『Saudi Esports Academy』は、グローバルなeスポーツ人材を輩出し、競技力を高めるための素晴らしいカリキュラムを提供しています。JeSUは同アカデミーの理念に共感し、国際的な人材交流や講師の派遣などで連携してまいります。
SEF・ファイサル・ビン・バンダル・アール・サウード会長のコメント
サウジeスポーツ連盟と日本eスポーツ連合のとてつもない相乗効果の中で、人材育成に対する私たちの共通の取り組みは、単なる協力ではなく、eスポーツ業界の可能性を最大限に引き出す道を照らす灯台です。やがて、さまざまな人材分野に私たちの総力とリソースを集中することで、eスポーツに関わるすべての人にとって何が可能になるのかを再定義することに向けて、大きな進歩を遂げるでしょう。
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