映画『リング』無料公開 最恐ホラーアイコン「貞子」の異様に恐怖せよ

12月8日までYouTubeで無料公開中の映画『リング』

ホラー映画の傑作『リング』が、KADOKAWAのYouTubeチャンネル「角川シネマコレクション」で、12月8日(金)まで無料公開されています。

「角川シネマコレクション」は、KADOKAWAが11月2日に開設した旧作専門のYouTubeチャンネル。

現在までに複数の映画が期間限定で無料公開中。第1弾に『犬神家の一族』、第2弾に現在公開中の『リング』、12月8日からの第3弾では『ガメラ 大怪獣空中決戦』が配信されます。

ジャパニーズホラーの火付け役になった映画『リング』

映画『リング』は、1998年に公開された日本のホラー映画。観た者が1週間後に死亡する“呪いのビデオ”を巡る物語です。主演を松嶋菜々子さんと真田広之さんがつとめました。

小説家・鈴木光司さんによる同名の小説を原作に、後に数々のホラー映画を手がける中田秀夫監督が映画化。ミステリー・サスペンスの要素が強かった原作をリスペクトしつつ、ホラー描写を強調しており、映画として大成功を収めました。

鈴木光司さんによる原作小説『リング』/画像はAmazonから

ジャパニーズホラーの代表的作品であり、韓国とアメリカでリメイク映画が公開。続編やスピンオフ作品も多数制作されるなど、世界的にも大きなインパクトを与えました。

そして何より、黒髪長髪のおぞましい姿が一種のアイコンとなり、その後『リング』だけにとどまらない活躍を見せるキャラクター・貞子(山村貞子)を広めた作品でもあります。

映画、ドラマ、漫画、ホラーアイコン貞子の意外な活躍

貞子は作品によって多少描写が変わりますが、基本的には胸元まで伸びた長髪、髪に隠れた素顔と狂気にまみれた瞳、テレビから這い出てくる異様な姿が印象的なキャラクターです(原作小説の貞子はまた違います)。

このパブリックイメージをつくり上げたのが映画『リング』であり、監督・中田秀夫さんの演出でした。決して多くない登場シーンで絶大なインパクトを残した貞子は、現在も映画、ドラマ、漫画など様々な関連作品に登場しています。

映画『貞子』(2019)のスピンオフ漫画『貞子さんとさだこちゃん』/画像はAmazonから

そこでは本来のイメージに合わせた恐ろしい存在として描かれるのが大半ですが、漫画『貞子さんとさだこちゃん』では意外にもコミカルなキャラクターに。ジャパニーズホラー界のアイコンとして、実に幅広く活躍中です。

その活躍のはじまりとなった映画『リング』。無料公開は12月8日まで。お見逃しなく。

©1998「リング」「らせん」製作委員会
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