VTuberラプラス・ダークネスの戦略　2周年記念でまさかの王道アイドルライブ!?

VTuberグループ・ホロライブ所属のラプラス・ダークネスさんが、11月26日に配信デビュー2周年を迎え、記念配信をYouTubeで実施しました。

9月からYouTubeは動画（特にショート動画）に特化し、基本的にはTwitchで配信を行うなど、ホロライブでは類をみない活動スタイルをとるラプラス・ダークネスさん。

そんな彼女が、YouTubeで2周年記念と銘打ち行ったのは、他の先輩タレントと同じく“アイドル”をメインにしたライブでした。

分析と戦略をもってVTuber活動に臨むラプラス・ダークネス

そもそも、デビュー時から一貫して「動画の投稿」をやりたいことに掲げていたラプラス・ダークネスさん。 9月に配信の場をTwitchに移行することを宣言（外部リンク）した際には、「YouTubeで配信すると、YouTubeのレコメンドに用いられるアルゴリズムの仕様で、ショート動画が伸びづらくなるから」「吾輩は金よりも、再生数とかチャンネル登録者数とかが大事」と、意図を説明していていました。

以降、ストリーマーとしての一面はTwitchで、クリエイターとしての一面はYouTubeで行うように。

その他にも、ラプラス・ダークネスさんは自身の動画再生数の傾向やファン層について度々言及しており、きちんと分析と戦略をもってVTuber活動に臨んでいることがうかがえます。

「YouTubeでの記念配信」に求められていたもの──アイドルライブ

そんなラプラス・ダークネスさんが、今回2周年記念配信のテーマに選んだのが“アイドルライブ”。

過去にも何度か3Dモデルの姿で記念配信を行ってきましたが、旅行のVlogだったり、教育テレビ風の番組だったりと、その内容は一風変わったものばかり。

その中でも特に音楽ライブ要素が強く、最も再生されている1周年記念配信に着目したと、ラプラス・ダークネスさんは明かしています（ちなみに、最もリプレイされていたのはアイドル衣装を纏って披露したFemme fatale「だいしきゅーだいしゅき」のカバーでした）。 もちろん、再生数は基本的には投稿日が過去の動画の方が有利であり、その数字だけを単純に比較できるものではありません。

しかし、少なくともYouTubeにおいて、記念配信という特別な舞台でラプラス・ダークネスさんに求められているのは、他のホロライブ所属VTuberもやっているような、王道の“アイドル”の姿だった、ということかもしれません。

アイドルアニメオタクっぷりを全開に！

今回の2周年記念配信でラプラス・ダークネスさんは、公式応援アンバサダーに就任した「アイドルマスター」シリーズの楽曲を含む全8曲を披露。

過去の配信で、あまりに好きすぎて発狂（？）した姿を見せたこともある『アイドルマスターシンデレラガールズ』登場キャラクター・安部菜々の楽曲「メルヘンデビュー」では、再現のために重りを付けて歌う（※）ほどの徹底ぶりを見せました。

（※）安部菜々（外部リンク）は“永遠の17歳”を自称しているキャラクターであり、CVを担当している三宅麻理恵さんが「メルヘンデビュー」をライブで歌う際には、曲が進むにつれてどんどん疲れていくという演出が行われる。 思い入れのある1曲を歌った後には、「アイドルマスター」シリーズのライブイベントのプロデューサーをつとめる梅木馨さんからのビデオメッセージも。

自身の大好きなアイドルコンテンツに長年携わってきた人からのお祝いに、ラプラス・ダークネスさんも大喜びしました。 同期の秘密結社holoXや先輩ホロライブタレントのみならず、過去にコラボしたHIMEHINA（ヒメヒナ）の2人やにじさんじ・勇気ちひろさんやぶいすぽっ！・花芽すみれさんも出演した、ラプラス・ダークネスさんの2周年記念配信。

ぜひ一度アーカイブをご覧になってみてください。

（※）記事初出時、一部記述に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。