コミケ初挑戦のセクシー女優「知ってもらえて嬉しい」
一般・サークル共に参加経験はなかったものの、「2023年はやったこなかったことに挑戦する年にしたい」とサークル参加したのは、セクシー女優の松本いちかさん。「今Dioraさん(カメラマン)と一緒にやっている作品撮りを、ファンの人以外にも見てもらいたい」と思い、サークル参加を決断した。
当日は初めましての人も多く、「自分のことを知ってもらえて嬉しい!」と感激。ただし、頒布物の中には初参加ならではのミスもあったようだ。 「本来なら片面に印刷されるはずだったクリアファイルが、両面に引き伸ばされて印刷されちゃって。後日、きちんと印刷したものを通販で売りたいですね」と残念がった。
協力したカメラマンのDioraさんは、これまでコスプレ撮影などでコミケに参加。初のサークル参加に「制作、準備、搬入と大変でしたが、めちゃくちゃ楽しかったです!」と振り返る。
「普段はコスプレと企業ブース取材が中心だったので、サークルの雰囲気を味わえて新鮮でした。手渡しで頒布物が受け取られていく光景は感動しました」と、コミケの醍醐味を堪能した様子だった。
初参加した韓国人コスプレイヤー
コミケは国内外から多くの人が訪れている。アニメ化もされた漫画『カノジョも彼女』が好きというアチニャンさんは、韓国から初参加した。「本当にあっついです! でも楽しいです!!」と話すアチニャンさんは、夏コミへの参加を目的に来日。加えて「ちょっとだけ秋葉原にも行ってみたくて」と笑みを見せる。
韓国といえば、同国最大級の同人誌即売会「Comic World」が、8月5日・6日に開催されたばかり。
普段YouTubeを中心に活動しているアチニャンさんは、同イベントにも参加。コミケと比較して、「日本のコミックマーケットの方が、ずっとずっと大きいです!」と興奮気味に語った。
50代の父親とコミケに初参加した10代の娘
最後に紹介するのは、一般参加の親子。不安定な天候だった2日目、突然の豪雨に雨宿りしている最中、仲良く話す姿が目に止まり声をかけた。2人は父親(50代)と娘(10代)という関係。父親は過去何度かコミケを訪れているが、女の子は今回が初参加だという。
「父親が参加していたので前から興味はあって、チケットを申し込むタイミングで誘われたので、行きたいって」
今回、企業ブースを回ったという彼女は、初めてのコミケに「人が……多い……」と率直な感想を口にした。
お互いに購入したアイテムを見せ合っていた2人。別れ際、取材時に父親が答えた年齢が印象的だったのか、「もう60(歳)じゃん!」(娘)、「まだ50代だよ」(父)と笑い合う声が聞こえてきた。
2
この記事どう思う?
関連リンク
連載
2023年8月12日(土)・13日(日)の2日間にわたって東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)で開催される「コミックマーケット102」(C102)を特集。 近年はコロナ禍の影響で、来場者数の上限をはじめ様々な制限を設けてきたコミケ/コミケット。しかし、今回の夏コミではそれらを大幅に緩和。 各種のガイドラインが廃止されたことを受け、1日あたりの来場者数の上限を撤廃し、さらに当日午後からの入場が可能になるなど、かつての熱狂を取り戻す準備が整いつつある。
0件のコメント