“架空の秘密結社”SCP財団ファンの祭典「収容違反 インシデント」4年ぶりに開催

“架空の秘密結社”SCP財団ファンの祭典「収容違反 インシデント」4年ぶりに開催
“架空の秘密結社”SCP財団ファンの祭典「収容違反 インシデント」4年ぶりに開催

収デン2024-005告知画像/©2023 「収容違反インシデント」運営委員会, CC BY-SA 3.0

ネット発の架空組織「SCP Foundation」(SCP財団)の世界観を基にした即売会「収容違反 インシデント2024-005」が4年ぶりに開催決定。

場所は大宮ソニックシティ。開催は2024年1月8日(祝・月)を予定している。

グッズ、アンソロジー、ゲーム化もされるSCP財団

『SCP財団』日本支部 公式サイトのトップページ/画像はスクリーンショット(©2023 SCP財団, CC BY-SA 3.0)

「SCP財団」は、アメリカの匿名掲示板・4chan発の、都市伝説や現代ファンタジーをテーマにしたインターネットカルチャー。

異常な性質を持つ事物「SCPオブジェクト」を管理する架空の秘密結社をメインテーマに、有志らがWikiサイトで作品制作を行っている。 日本でも人気は根強く、フィギュアをはじめグッズの発売も盛ん。KADOKAWAからアンソロジーコミックシリーズ『SCP財団コミックアンソロジー』も刊行されている。

近年では「SCP:極秘ファイル」や「【SCP】器関ノ彷徨 -The will of a single Tale-」などインディーゲームのリリースも盛んで、ゲーム実況から『SCP財団』を知ることも多いだろう。
SCP: Secret Files - 財団職員になって超常現象に遭遇するゲームプレイする!

二次創作が自由? SCP財団の広がるコミュニティ

一方、こうしたグッズやゲームはすべて「SCP財団」の二次的著作物だ。

一部の例外を除いて、「SCP財団」はクリエイティブ・コモンズというフリーライセンスで投稿されており、このライセンスとWikiサイトのルールを守れば、作品を自由に利用できる(外部リンク)。

こうした背景から、日本の「SCP財団」コミュニティでは二次創作文化が盛んで、解説動画やイラストなどを窓口にファンを拡大している。
たった1文で理解できるSCP講座 #1【SCP解説 SCP-096, SCP-173 etc.】

「ニコニコ超会議」から始まった「収容違反 インシデント」

展示された ねこです よろしくおねがいします。/筆者撮影:SCP-040-JP(©2014 Ikr_4185, CC BY-SA 3.0)

即売会「収容違反 インシデント」は、日本の「SCP財団」オンリー同人即売会だ

ドワンゴのイベント「ニコニコ超会議2018」内の催しとしてスタートし、以降は有志の運営で4回まで開催された。

「収容違反 インシデント2024-005」ロゴマーク/©2023 「収容違反 インシデント」運営委員会, CC BY-SA 3.0

2024年1月8日に大宮ソニックシティで開催される「収容違反 インシデント2024-005」は、2020年2月以来、約4年ぶりの開催になる。

イベントには毎回ファンのみならず、Wikiサイトの第一線で活動する創作者、サイト管理者、二次的著作物の制作者も参加。日本の「SCP財団」コミュニティにとって一大イベントになっている。

これまでの「収容違反 インシデント」の会場では、「SCPオブジェクト」をテーマにした同人誌やグッズが頒布されたほか、ファンアートの展示ブースや、講演ステージも設置されていた。

なお「収容違反 インシデント2024-005」の詳細は順次発表される(外部リンク)。

※本サイトの本文の著作権の一切は株式会社カイユウに帰属します。
この記事どう思う?

この記事どう思う?

SCP財団の関連記事

イベント情報

収容違反 インシデント2024-005

ジャンル
SCP財団オンリー即売会、インタラクティブ展示会
開催日時
2024年1月8日(月)
開催地
大宮ソニックシティ
主催
「収容違反 インシデント」運営委員会

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。