ホロライブさくらみこインタビュー “撮れ高の神に愛されし”巫女VTuber、その努力

“撮れ高の神に愛された巫女”とも評され、持ち前のポンコツ可愛さを全開にした配信活動で視聴者を魅了する、バーチャルYouTuber（VTuber）グループ・ホロライブ所属のさくらみこさん。

2018年8月1日、電脳桜神社のエリート巫女として「さくらみこProject」という別プロジェクトからデビュー。同年12月25日にホロライブへ途中加入した0期生のひとりです。

黎明期はなかなか芽が出なかったものの、決して諦めずに努力し続け、今やVTuberシーンに美しく咲き誇る一本桜となりました。

今回、KAI-YOU.netとKAI-YOU Premiumの連動企画として、前後編に渡るさくらみこさんへの史上初のロングインタビューが実現。

この前編では、直近で開催されるコラボ企画や過去にKAI-YOU.netに掲載されたさくらみこさんの活動に関する4つの記事について振り返ってもらいました。

取材・文：杉山仁 企画・編集：都築陵佑

目次

• 1. さくらみこ、初のロングインタビュー
• 2. 素の自分を出せたきっかけ──マグマ全ロス事件
• 3. まずは自分が面白いと思えるかが大事
• 4. 大成功！ 鳴門鯛焼本舗×さくらみこコラボ
• 5. さくらみこ「10周年を迎えられるタレントでいたい」
• 6. 仲間としても、友人としても　信頼できる不知火建設

さくらみこ、初のロングインタビュー

さくらみこ　にゃっはろ～！ ホロライブ所属のエリート巫女アイドルさくらみこですっ！

今回インタビューのお話をいただけたのって、みこがTwitterのサブアカウントでツイートしたからですよね⁉️

すいちゃん（＝星街すいせいさん）もいっぱいインタビューを受けているし、みこも「いいなあ」って憧れてたんですよ。やったー！

KAI-YOUさんいつかみこにインタビューのおしごとまってます 🥺 ✨

— にぇ (@mikochisub) March 23, 2023

──こちらこそ、ご出演いただきありがとうございます！ KAI-YOUとしても念願のインタビューでした！ まずは、さくらみこさんの原点にも繋がるコラボについてお聞きします。5月から、日本三大祭のひとつ・神田祭に合わせて「ホロライブ神田祭2023」がアトレ秋葉原で開催されています。 さくらみこ　いやあ、またコラボすることができてとてもありがたいです……！　

神田明神さんには、海外の35P（=さくらみこさんのファンネーム）含めて聖地巡礼みたいに足を運んでくれる人が本当に多くて。ミオちゃん（＝大神ミオさん）、あやめたん（＝百鬼あやめさん）と一緒にコラボした「神田明神・神社声援（ジンジャエール）」も、よく「買いにいったよ！」と言ってくれるんです。

そんなふうに35Pにとっても大切な場所になっているので、神田祭にも関わらせてもらえてすごく嬉しいです。

──神田明神は、さくらみこさんが2018年8月のデビュー直後にお参りに行った場所ですよね？ その様子は、監督・主演・プロデュース・演出・制作をさくらみこさん自身がつとめた自己紹介動画のエンディングなどにおさめられています。 さくらみこ　あの時のことは今でもめちゃくちゃ覚えているんですけど、すっごい大変だったんですよ！ まだ撮影されることに慣れてなかったので、当日はどうしてもカメラに顔を向けちゃって。

でも、ずっとカメラ目線は変じゃないですか（笑）。それで、できるだけカメラを気にしないように箒を掃こうとがんばったら、その動きもめちゃくちゃたどたどしくなって（笑）。初々しいですね。

お参りで二礼二拍手一礼するシーンも、実はきれいに見せられるように何回も撮り直しました。

──そもそも、なぜ神田明神で撮影することになったのでしょうか？ さくらみこ　神田明神さんは秋葉原に近くて、『ラブライブ！』とかとコラボされているアニメの聖地だったので、「自分のような『VTuber』も受け入れてくれるんじゃないかな」と思ったからです。

それで「撮影していいですか？」とお願いしたら、快く受け入れてもらえました。そういう意味でも、自分にとって思い出の場所のひとつです。

──最初期にさくらみこさんを受け入れてくれた場所のひとつだったんですね。 さくらみこ　当時のみこは無名も無名だったので（笑）。あの動画を撮影したときに、「いつか神田明神さんとコラボして、絵馬が出たりお守りを置いてくれたりしないかな」と夢見ていたので、こうやってコラボできるようになったのがすごい嬉しいです。

それに、こういった場所でVTuberを起用してもらえるようになったのは、みんなの応援もあって「VTuber」が人気になったということでもあるので、とてもありがたいなって思います。