Super Yellow株式会社の声明「芦澤サキ 契約解除のお知らせ」
平素よりRIOT MUSICおよび所属アーティストを応援いただき誠にありがとうございます。
この度、SuperYellow株式会社(以下当社と呼称)は、重大な契約違反に該当する行為が確認されたため、芦澤サキを担当するキャスト(以下A氏と呼称)との契約を、本日2022年11月17日をもちまして解除致しました。
確認された契約違反行為は以下のとおりです。
・当社に無断で別名義でのVTuber活動を実施
当社による調査の結果、遅くとも2022年8月には、 芦澤サキとは別名義でVTuberとしての活動を開始していることが確認されております。
A氏と当社との間で締結されている契約上、 無断でのこのような活動は明確に禁止されており、事前の相談も一切ございませんでした。
・その別名義でのVTuber 活動内で芦澤サキの担当キャストであると類推される行為をしていた
芦澤サキを担当しているとの明言まではございませんでしたが、 芦澤サキのTwitterアカウントで上げている画像とほぼ同一の画像をアップロードする、 芦澤サキがプレイ動画を配信しているゲームを、全く同じキャラクターを使ってプレイする動画を配信するなど、 そのVTuberを芦澤サキのキャストが担当しているとファンの方が見ればすぐに判明するであろう行為が散見されております。
・その別名義でのVTuber 活動内で当社が制作したカラオケ音源を無断で使用していた
当社が芦澤サキとしての配信を許諾し、渡していたカラオケ音源(当社制作)が、別名義でのVTuber活動内で、 当社に無断で、配信に使用されていたことが確認されております。
このようなA氏の行為は、当社との契約に明記された「無断で別名義でのVTuberとしての活動およびそれに類する活動を行ってはならない」という競業避止義務、秘密保持義務に明らかに違反し、また当社の権利・財産を侵害する違法行為であることはもちろんですが、何より、ファンの皆様および当社に対する、あってはならない信頼を裏切る行為と言わざるを得ません。
そのため、遅くとも2022年8月以降、このような契約違反行為を続けていたA氏と、これ以上契約関係を継続することは難しいと判断し、この度、契約解除に至ったところです。
この当社外での別名義のVTuber活動に関して、契約違反行為であると同時に、明らかに当社の権利・財産を害するものであるため、既にA氏にはA氏代理人弁護士を通じてアカウント自体の削除を求めているほか、今後、 当社顧問弁護士とも相談のうえ、必要な法的措置を進めていく予定です。
なお、芦澤サキチャンネルを始め以下の各公式SNSおよびコンテンツは、現時点を持って更新を停止し、2022年12月31日をもって全て削除、非公開と致します。
その他の芦澤サキ名義のSNSなどについては、全て非公式かつ当社の許諾外のものであり、当社としてすでに削除を求めている、あるいは直ちに求めていく予定のものとなりますので、ご注意いただけますようお願いいたします。
・YouTube/メインチャンネル・サブチャンネル
・TikTok
・LINEスタンプ
・グッズ販売
皆様には、ご心配とご迷惑をおかけすることとなり、 お詫び申し上げます。
一方、ここ数ヶ月間の芦澤サキに関連する事情につき、補足してこれまでの経緯を説明させていただきます。
まず、2022年9月上旬、A氏より、2022年9月末をもって契約解除をし、 芦澤サキのキャストを引退したい旨の申し入れがなされました。
その際、A氏からは、 締結済みの契約書に定められている競業避止義務が契約終了後も効力を有するため違法であるとの主張のもと、この契約終了後の競業避止義務を取り消すことについても申し入れがございました。
これに対し、当社は、当社顧問弁護士とも協議のうえ、違法ではないと認識していることをその理由とともに説明し、 そもそも、 契約時に明確に同意している内容を後から全て反故にするような申し入れには応じられないことも指摘しつつ、A氏の申し入れにも配慮し、競業避止義務の緩和に向けた代替案も提示致しました。
しかし、A氏はこれに対し、「弁護士に確認済みである。競業避止義務が違法であるから全て取り消せ」の一点張りで、当社から「当社の説明内容を踏まえて改めて弁護士に相談し、弁護士とも協議させて欲しい」ともお伝え致しましたが、A氏側の弁護士からの連絡もなく、一向に状況が進展しない状況が継続致しました。
その一方、当社としては、A氏から契約解除が申し入れられる数ヶ月前から芦澤サキ誕生日ライブを実施する準備を進めており、上記の重大な契約違反が発覚するまで、誕生日ライブを実施できる体制を整えておりました。
この芦澤サキ誕生日ライブについても説明させていただくと、 まず、 2022年10月23日に、A氏から「この時点で誕生日ライブ実施を決定してほしい」との申し入れがありました。
しかし、そもそも契約終了に向けた話し合いが一向に進まない中、いつ活動を終了するのかも分からない状態で実施を確約することはできません。
そこで、その旨をA氏にお伝えし、「現時点では確約できない」と回答したところ、A氏より「ライブの実施をしない形にしたい」と申し入れがなされました。
なお、それ以降の配信において、誕生日ライブの実施をしないことを100%当社側の問題であるという発言を芦澤サキとして繰り返し行い、 その他にも当社の地位・評判を貶める発言、 他メンバーへの批判行為も確認されるようになりました。
上記のとおり、当社が誕生日ライブを実施しないと決定したことは一切なく、契約解除や「ライブの実施をしない形にしたい」と申し入れられた後も、当社としては、最後まで実施の可能性を捨てず、そのための準備を整えておりました。これまで、芦澤サキ、ひいてはA氏の名誉、信用を守るべく静観を続けて参りましたが、この点で、上記A氏の発言は完全に事実と異なりますので、ここで明確に否定させていただきます。
そして、翌2022年10月24日には、A氏に弁護士が代理人として就任する旨の文書 (2022年10月21日付)が当社に届き、 その後は、お互いに弁護士を通してのやり取りとなりました。
このやり取りにおいては、契約に定められた競業避止義務が法的に有効であるという見解は持ちつつも、当社としては当社の財産・情報の流出を懸念しているのみであり、例え当社の競合事務所に所属することになろうと、A氏の今後の活動を妨げることは望んでいない旨を説明し、競業避止義務の緩和に向けたさらなる代替案の提示を行って参りました。また、この交渉中、上記のとおり、契約解除について合意に至ることさえできれば、 誕生日ライブを日付を変えてでも開催したいと考えている旨もA氏には明確にお伝えしています。
ただ、このような交渉が継続している中で誠に残念ながら、上記A氏の重大な契約違反行為が発覚し、今回の契約解除に至ることとなりました。
これまで芦澤サキを応援してくださった皆様には、ご心配とご迷惑をおかけし、また、急なご報告となってしまったことを、心よりお詫び申し上げます。
今後同様のことが起こらぬよう、コンプライアンス教育を今まで以上に行っていく所存です。
今後ともRIOT MUSICをよろしくお願い申し上げます。
2022年11月17日
Super Yellow株式会社
取締役 武田洸樹 芦澤サキ 契約解除のお知らせ|RIOT MUSICのTwitter
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:6349)
ただの一ファンの視点からの感想なんだけど、事務所側は人気商売なのに穏便に送り出せなかったのかなというので、少しドン引きしている。
サキさんが先に契約終了を求めて終わらせる気でいたというのが書かれていて、証拠として悪いこともしていたのだろうけど、サキさん側が先に辞めたいとした理由が書かれていないこともあって、一方的な事務所側の情報だけで情報操作されている印象を受ける。
そして、事務所側が契約終了後の芸能人の活動を制限しようとするのは、公正取引委員会が独占禁止法違反だからやめるように言ってた気がするのだが。
あとは、当事務所が以前に行ったようなことが無いよう、残ったメンバーが大切に扱われることを祈るばかりである。