YouTubeの定額制サービス、会員8000万人突破 無料広告との両輪でマネタイズ

YouTubeの定額制サービス、会員8000万人突破 無料広告との両輪でマネタイズ
YouTubeの定額制サービス、会員8000万人突破 無料広告との両輪でマネタイズ

UnsplashJavier Mirandaが撮影した写真

YouTubeの月額制有料サービス「YouTube Premium」と音楽配信サービス「YouTube Music」のユーザー数が、2022年9月に全世界で8000万人を突破した(無料トライアルを含む)。

2021年9月に発表されたユーザー数5000万人達成から、約1年の間に3000万人増加したことになる。

音楽部門グローバル責任者のリオ・コーエン(Lyor Cohen)さんは、YouTube公式ブログの中で、「これらのマイルストーンが、音楽業界への収益貢献でNo.1になるという、私たちの決意の証になることを願っています」と述べた。

YouTubeの月額定額制サービス「YouTube Premium」

「YouTube Premium」は、YouTubeを広告なしで視聴できる有料サービス。

インターネットが使えない環境でも一時保存した動画を再生できるオフライン再生や、他のアプリを使用しているときでも動画を再生できるバックグラウンド再生なども利用できる。YouTube Musicの有料機能も有効になる。

なお、これらのサービスの提供開始以降、YouTubeやSamsungなどの企業、SoftBank、Vodafone、LG U+などの通信業者、その他Googleサービスとのパートナーシップを構築している。

無料/広告モデルと有料課金モデルの両輪でマネタイズ

リオ・コーエンさんは、「これまでにも言っていますが」と前置きを挟みつつ、「YouTubeの収益の2つのエンジンである広告と定額制サービスは、本当に核となるものです」と綴った。

無料で楽しめるかわりに広告が表示されるサービスが溢れるインターネットの中で、その筆頭的な存在である動画プラットフォーム・YouTubeが2018年末に始動した月額制有料サービス「YouTube Premium」。

10月、そのファミリープランが月額500円値上げされ2280円になったのも、無料/広告モデルと有料課金モデルによるマネタイズを両立した好例のひとつであると言えるだろう。

その今後について、リオ・コーエンさんは「これからも皆さまと一緒に、『すべての音楽ファンにとって最高の場所になる』という使命に取り組んでいきたいと思います」と結んでいる。
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