背中をぐいっと持ち上げて眼前をにらみつける姿は、ネコ科の勇ましさと絶妙な愛くるしさが同居しています(子どもの時によくやる)。
これを見事に再現したのが、ぬいぐるみデザイナー・せこなおさんによる新作「なつかない猫」です。半目の感じがめちゃくちゃかわいい。
今回はこの「なつかない猫」へのこだわりや制作のきっかけをせこなおさんに聞きました。
【画像】せこなおさん制作のぬいぐるみたち
なつかない、でもそれが猫らしさ
猫と共に暮らす日々をたびたびTwitterに投稿しているせこなおさんですが、その魅力を「猫は気まぐれだったりあまりベタベタしないところも猫らしいとして愛されている生き物で、そこがおもしろいなと思っています」と話します。この後ごろんと音を立てて落ちてた pic.twitter.com/nMgebET2sC
— せこなお (@sekonao) September 10, 2022
経験がある人にはわかると思うのですが、猫って一緒に暮らしたとしても、簡単になついてくれない生き物です。近づきすぎると、最悪「……シャッ!」って威嚇されます。それこそ、やんのかステップを披露されたり。
「それでもそこが良いとすら思え愛されている稀有な存在……そんななつかない猫が、小さな体で精一杯威嚇している姿のおかしさ、愛おしさをぬいぐるみにしてみました」というのが、新作のぬいぐるみ「なつかない猫」なのです。
はーなにとぞ… pic.twitter.com/mOlgoBQoDj
— せこなお (@sekonao) August 26, 2022
威嚇するポーズの微妙な角度の再現が大変だったそうで、生産の際にも再現のブレが少なくなるよう指示を丁寧に出してつくられているそう。幾度もの修正やりとりの末あがってきた工場サンプルの「なつかない猫」。OKです!良い"やんのかステップ"! pic.twitter.com/AsMcv7rOgz
— せこなお (@sekonao) September 10, 2022
「威嚇の時に毛を膨らましている状態を表現するために、ボアの毛の向きを通常と反対の使い方をしているのもこだわりです」とのことでした。
東京駅構内のギャラリーで展示「MOKEMONO園」開催
そんな「なつかない猫」も販売されるせこなおさんの展示「MOKEMONO園」が、10月13日(木)から24日(月)まで、東京駅構内のミュージアムショップ・VINYL TOKYOで開催されます。せこなおさんが手がける不思議ないきものたちが大集合。入手困難だったぬいぐるみもこの機会に販売されるようです。
情報はせこなおさんのTwitterなどで告知されるので、忘れずチェックしておきましょう。
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