「コミックマーケット」では、様々なジャンル・切り口の同人作品を頒布・展示するおよそ2万の出展サークル、会場を彩るコスプレイヤーたちと共に、グッズの限定・先行販売などを行う企業ブースもまた注目される。
「夏コミ」としては3年ぶりに開催された今回、TuneCore Japanが企業ブースに初出展した。
瑛人「香水」も配信した「TuneCore Japan」
「TuneCore Japan」は、自分のつくった楽曲を世界185カ国の配信ストアで販売できる音楽配信ディストリビューションサービス。BAD HOP、JP THE WAVYさん、dodoさんといったラッパーやピノキオピーさん、Kanariaさん、jon-YAKITORYさんらボカロPをはじめ、近年音楽シーンの最前線で活躍するアーティストたちが数多く利用している。
『NHK紅白歌合戦』に出場を果たすほどバイラルヒットした瑛人さんの『香水』も、TuneCore Japanを通して配信された楽曲である。
担当「ボカロPと対面でコミュニケーションする機会に」
──今回、どういった意図で「コミケ」に出展することにしたのでしょうか?担当 「TuneCore JAPAN」で、初音ミクを含むVOCALOID(ボーカロイド)を使った楽曲の配信ができるようになってきたんです(外部リンク)。その結果、いわゆるボカロ曲の配信も増えています。
今回は、「ぜひボカロPの方々とコミュニケーションを取れたらな」ということで出展しました。「TuneCore JAPAN」はオンライン上のサービスということもあって、これまで対面でお話する機会もあまりありませんでした。 ──近年の音楽シーンでは、「TuneCore JAPAN」を通して楽曲を配信しているアーティストの活躍を目にする機会も増えてきました。この潮流をプラットフォーマー側としてはどのように見ていますか?
担当 個人のクリエイターがインディペンデントで作品をつくって売られているという点は、この「コミックマーケット」とも似ていますよね。
どんどん活躍していってほしいなと思っています。僕らはインフラを整備するだけなのですが、今まで手間になっていた部分を任せていただければと思います。
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連載
2022年8月13日(土)・14日(日)の2日間にわたって東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)で開催される「コミックマーケット100」(C100)を特集。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中止・延期を経て、2021年12月に2年ぶりに現地開催された世界最大級の同人誌即売会が迎える、記念すべき100回目。 冊子版カタログの復活、ワクチン・検査パッケージの非導入、東西エリアの移動制限解除、そして来場者数上限を8〜9万人に引き上げ──。 1975年の第1回開催以来、コロナ禍という特殊な状況でも歩みを進めるコミケ。サークル、コスプレ、一般参加者、さらには準備会と全参加者を追う。
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