読み上げソフトや合成音声といえばボーカロイドや「ゆっくり」がメジャーだが、インターネットの海で何が起こっているのか。
「ずんだもん」って何?
ずんだもんは元々、SSS合同会社が運営する東北地方応援キャラクター・東北ずん子から派生して誕生したキャラクター。東北企業であれば、イラストを無償で商用利用できるキャラクターであり、東北きりたんや東北イタコとともに東北3姉妹と呼ばれている東北ずん子。彼女が持つ武器・ずんだアローに変身するずんだの妖精として、ずんだもんは当初マスコットのようなデザインで発表されていた。 しかし、2021年6月に妖精の姿から人間の姿に変身。担当声優の伊藤ゆいなさんの発案をきっかけに、2021年8月にテキスト読み上げソフトウェア「VOICEVOX」の音声ライブラリとなった。
ずんだもん
CV:伊藤ゆいな
「ずんだアロー」に変身できる。
ずんだ餅の精。「ずんだアロー」に変身することができる。
やや不幸属性が備わっており、ないがしろにされることもしばしば。
趣味:ずんだ餅にかかわることはだいたい好き。
特技:「ずんだアロー」に変身すること。
将来の夢:ずんだ餅のさらなる普及。あともうちょっと発言力を高めたい。 キャラクターボイスを使う|東北ずん子
商用・非商用を問わず無料で使えるずんだもん
「ゆっくり実況」「VOICEROID実況」をはじめ、YouTubeやニコニコ動画で合成音声を使用した動画は根強い人気を誇る。数多くの音声ライブラリが存在している中、なぜ今「ずんだもん」が流行の兆しを見せているのだろうか?その要因のひとつには、「VOICEVOX」が、商用・非商用を問わず無料で使うことができる点が挙げられる。
いわゆる「ゆっくり」として知られる「AquesTalk」の音声を使った動画で収益化を行うには、ライセンスを購入する必要がある。東北ずん子含む「VOICEROID」はそもそも有償ソフトウェアだ。しかし、「VOICEVOX」の音声ライブラリであるずんだもんは、そのコストを支払う必要がない。
また、公式Twitterでも不幸な目にあうことが多いと言及されており、2次創作でもいじられキャラとして扱われることが多い。
中にはある種の過激さを含んだ動画も投稿されており、そういったアンダーグラウンド感も現在人気が集まっている要因の一つだといえる。ちなみにずんだもんには将来的に「東北ずん子って、え、萌えキャラですか?萌えキャラはちょっと・・・」といわれたときに「ずんだもんがいます∑(゚∀゚」)」」とゆるきゃら方面でカバーするという使命があるんですよ(σ・∀・)σ
— 東北ずん子(公式)💚8/1 ずんだもんNEUTRINO、ささやき声リリース (@t_zunko) September 12, 2014
小説の中ではちょっと不幸キャラですが(゚´ω`゚)
さらに、ゆっくり実況者・最強のメラさんが4度も収益化を剥奪されるなど、「ゆっくり」を使った動画の収益化剥奪が相次いでいる。そのような背景も、ずんだもんを使った動画投稿者の増加を後押ししている理由の一つと言えるだろう。
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9件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:9340)
> (ID:5804)
> ブームの予感(最盛期が過ぎつつある)更なる火付け役が無いと...
2023年もブームやね
匿名ハッコウくん(ID:5821)
ブームはもう来てるんだが
匿名ハッコウくん(ID:5805)
不幸属性と言うか酷い目にあってるずんだもんの悲しそうな声や表情に興奮する愉悦部が多いから一定の層に人気出そう