連載 | #12 She Sees Scene

【写真】セクシー女優 加美杏奈 120歳まで笑って生きる

女優になって2年、日々自分を振り返る

──カメラの前でも、普段と変わらずにのびのびとされているんですね。撮影もリラックスした雰囲気で進められたと思います。

加美 写真のお仕事が好きなんです。自分のことを身体全体を使って表現できるのも楽しいし、ポーズを取りながら「今こう見えてるかも!」と、新たに発見できるのも楽しい。今回の撮影も本当に楽しみにしていて、髪色まで変えちゃいました!

──夏っぽいオレンジカラー、加美さんの雰囲気にすごく合ってますね!

加美 オレンジは初めてだったから、染める時は緊張しました。でも、本当はもっといろいろな髪色を試してみたくて。季節や気分で毎月変えたいくらい! ──明るめの髪色が似合うのもそうですが、元気で明るいイメージがありますよね。お仕事中とオフの時とで、テンションに変化はあるんですか?

加美 それが全然ないんですよ〜。いつもこんな感じです(笑)。

──ご自身のポジティブな空気に、周りを巻き込んでいく人という印象もあります。

加美 そうできてたらいいんですけど。でも、本当はもうちょっと大人になりたいなとも思っているんです。なんでもまず身体で覚えたいタイプだから、考える前に身体が動いちゃうんです。それで、焦って行動して失敗することも多くて。

基本的にポジティブな自分でいたいなとは思っているんですけど、常にギアが入りっぱなしの状態で、ストレスに気づけないんですよね。

──気づかないうちはストレスじゃないというプラスな考え方もありかもしれません。

加美 たしかに〜。私も今までは、ずっと「病む」という感情と無縁に生きてきたんです。でもやっぱり、最近は人に指摘されて自分がストレスを溜めていることに気づく瞬間があって。

気づいた時に、すっと肩の力を抜いてみたら、ラクに動けるようになったことがあったんです。 ──なるほど。ストレスに向き合うのって大変だけど、そんな自分を認めちゃった方がラク、みたいな感じですか?

加美 そうそう! 私、すごくパリピっぽく見られることが多いんですけど、本当はそうでもないんですよね。一人の時間も好きなんです。

今まで「人と話してる時が一番楽しい」って思い込んでたんです。でもよく考えてみたら、自宅で無心でクイックルワイパーをしてる時とか、お風呂に浸かってる瞬間が、心は一番リラックスしていて。

このお仕事をはじめて2年経つけど、いろんな人に意見を言ってもらう機会も、自分で考える機会も増えたから、昔よりも自分を振り返るきっかけが増えているように感じます。

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加美杏奈

セクシー女優

アイデアポケット専属女優。
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yansu

フォトグラファー

1992年、奈良県香芝市生まれ。東京都世田谷区在住。amanaグループ株式会社acubeにてシズル専門の静止画映像撮影チームを経験後、独立。透明感のある世界観で静止画・動画問わず、広告、Web、雑誌を中心に活動中。
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岡本悠

フラワースタイリスト

1992年、北海道出身。花と植物を用いた撮影のヴィジュアルディレクションなどで活動。2020年よりフリーに。

連載

She Sees Scene

ここに広がるのは、彼女のためだけの世界。世界の未来は見えないけど、世界の幸せは叶えられないかもしれないけど、どうか自分の世界だけは美しくありますように。 「ちょっとさ、世界やばそうだよね。」 「わかる。でも遊びたいよね。」 彼女たち自身にしか見えていないはずの、今しかない祈り。その刹那の「scene」を切り取る。 息遣いが聞こえるほどリアルな日常を切り取るフォトグラファー 「ヤンス・キム」さん。私たちは、その場所に自分が存在するかのような匂いや音が聞こえる写真の世界を覗き込む。

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