夜中に目が覚めてトイレに行く──あるあるなシチュエーション。大人になった今では普通でも、子どもの頃は、開けたドアの先に広がる薄暗い通路が怖かったです。
そんな心細い時に、頼もしいお供になってくれるのが、この「歩くベッドサイドランプ」です。こまごまと動く足がかわいい。
つくったのはlaniusさん。6月5日にTwitterに投稿されたランプが動く動画は、4.8万件を超えるリツイートを記録するなど大反響。
過去には「歩くおもちゃ箱」も話題を呼んだlaniusさん。普段の生活を楽しくする作品を生み出す本人に、創作の原点やこだわりを聞きました。
【画像6点】「歩くベッドサイドランプ」と過ごすとこうなる?
lanius 普段から生活の中で「本来動かないものが動くことによって便利になるシーンはないだろうか」と考えていまして、いくつかの案の中からベッドサイドランプに着目しました。
ツイートでも表現していますが、もし普段動かないランプが動いたら、人が必要な場所に必要なだけの明かりを提供してくれるし、それだけでなく、暗い中を同伴して歩いてくれる頼もしいパートナーとして「安心感」に寄与できるのではないか、と思いついたのがきっかけです。 ──制作にあたり苦労した点はありますか?
laniusさん 動かしたい家具や家電に目星をつけて、そこに接続できるような脚を設計・開発するのですが、形状や重量に制約があるので、いい素材を見つけるのには少し苦労します。
また、脚には大きな負荷がかかるので、途中で壊れてしまったり、思うように歩けなかったり、適した形になるまで試行錯誤しました。モーターの種類も含めて何度か大きくつくり変えています。
──こだわった点はありますか?
laniusさん こだわっている点としては、「動く家具・家電」として、もともと持っている形や機能を活かして、なるべく最小限の工夫で生活の役に立つシーンがイメージできるものをつくることです。
慣れない「ロボット」を新たに導入するのではなく、日常の中にすでにあるものが気を利かせてくれることで生活が豊かになるほうが、使い続けるハードルが低いのではないかと考えています。
ちなみに現時点ではリモコンで操作しています。自律的に移動する仕組みの開発も並行して進めているところです。
laniusさん もともとは「心がある」と感じられるような人工物をつくりたいと思ったことがスタートでした。
最初は簡単なデジタル生物やペットロボットをつくったり遊んだりしていたのですが、毎回飽きて使わなくなってしまっていて。ある時、これは人工物に愛着や「心がある」と感じないから使わなくなるのではなく、使わないから心を感じるようにならないのではないかと思うようになりました。
最近は「動いたら役に立ちそうなもの」を発見して実証することも目的の1つになっており、最終的には動いて人の役に立つ家具・家電があふれる便利で楽しい家で暮らしたいなと思っています。
そんな心細い時に、頼もしいお供になってくれるのが、この「歩くベッドサイドランプ」です。こまごまと動く足がかわいい。
つくったのはlaniusさん。6月5日にTwitterに投稿されたランプが動く動画は、4.8万件を超えるリツイートを記録するなど大反響。
過去には「歩くおもちゃ箱」も話題を呼んだlaniusさん。普段の生活を楽しくする作品を生み出す本人に、創作の原点やこだわりを聞きました。
【画像6点】「歩くベッドサイドランプ」と過ごすとこうなる?
身近な家電を動くものにする理由
──「歩くベッドサイドランプ」はどのような着想から制作に至ったのでしょうか?歩くベッドサイドランプできた。これで夜中に起きちゃってトイレ行くときも怖くない pic.twitter.com/JMr5dkCqtJ
— lanius (@lanius) June 5, 2022
lanius 普段から生活の中で「本来動かないものが動くことによって便利になるシーンはないだろうか」と考えていまして、いくつかの案の中からベッドサイドランプに着目しました。
ツイートでも表現していますが、もし普段動かないランプが動いたら、人が必要な場所に必要なだけの明かりを提供してくれるし、それだけでなく、暗い中を同伴して歩いてくれる頼もしいパートナーとして「安心感」に寄与できるのではないか、と思いついたのがきっかけです。 ──制作にあたり苦労した点はありますか?
laniusさん 動かしたい家具や家電に目星をつけて、そこに接続できるような脚を設計・開発するのですが、形状や重量に制約があるので、いい素材を見つけるのには少し苦労します。
また、脚には大きな負荷がかかるので、途中で壊れてしまったり、思うように歩けなかったり、適した形になるまで試行錯誤しました。モーターの種類も含めて何度か大きくつくり変えています。
──こだわった点はありますか?
laniusさん こだわっている点としては、「動く家具・家電」として、もともと持っている形や機能を活かして、なるべく最小限の工夫で生活の役に立つシーンがイメージできるものをつくることです。
慣れない「ロボット」を新たに導入するのではなく、日常の中にすでにあるものが気を利かせてくれることで生活が豊かになるほうが、使い続けるハードルが低いのではないかと考えています。
ちなみに現時点ではリモコンで操作しています。自律的に移動する仕組みの開発も並行して進めているところです。
作品に愛着を生む工夫と試行錯誤
──これまでにも脚のついた動く作品を制作されていますが、このような作品をつくりはじめたきっかけはありますか?laniusさん もともとは「心がある」と感じられるような人工物をつくりたいと思ったことがスタートでした。
最初は簡単なデジタル生物やペットロボットをつくったり遊んだりしていたのですが、毎回飽きて使わなくなってしまっていて。ある時、これは人工物に愛着や「心がある」と感じないから使わなくなるのではなく、使わないから心を感じるようにならないのではないかと思うようになりました。
laniusさん そこで飽きに関係なく、日常で使い続けられるような、生活の役に立つ人工物をつくろうと思ったのがきっかけです。歩くおもちゃ箱つくった。これで少しはお片付けが楽しくなるかも? pic.twitter.com/Jy3egWEQ5c
— lanius (@lanius) November 24, 2021
最近は「動いたら役に立ちそうなもの」を発見して実証することも目的の1つになっており、最終的には動いて人の役に立つ家具・家電があふれる便利で楽しい家で暮らしたいなと思っています。
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