この作品は、名建築にインスパイアを受けて新しい弁当箱をつくるプロジェクト「建築弁当設計室」のメンバー・アネーロさんが投稿したもの。
形もサイズも様々なお弁当箱に、色とりどりのおかずやごはんが詰められた作品は見ているだけで胸が踊ります。
今回、KAI-YOU編集部はアネーロさんに「建築弁当」が生まれた経緯を聞きました。
建築と食を繋ぐ「建築弁当」
普段は広告代理店につとめているアネーロさん。アクティベーションプランナーという肩書きで、広告や新規事業など様々な企画をしており、この「建築弁当」も会社の同僚と一緒に制作したと言います。大学時代に建築を学んでいた会社の同僚3人で集まり、建築業界と広告業界の中間にあるようなものが考えられないかと話していたのが「建築弁当」が生まれたきっかけ。
アネーロさんによれば、いくつかアイデアを出し合う中で「いい建築は、いい弁当箱になるんじゃないか?」という発想に行き着きついたとのこと。
アネーロさんは「お弁当という身近なモノに置き換えることで、建築自体の理解が深まるのではないか」と、建築と広告、そして建築と食の架け橋になり得るものとして「建築弁当」を制作したと話します。 「建築弁当」の制作中、アネーロさんは「その建築に入っているべき食べ物は何なのか」「どのように使われるか」などを考えていたとのこと。建築にはスケールを変えると、お弁当箱として最適なモノがある。これまでのお弁当箱は平面的で低層のモノが多く、多層で断面のおもしろい建築をお弁当にしたら、新しいお弁当箱のヒントになり、食体験としてもなにか新しいことが生まれるかもしれない。
苦労した点については、「模型製作は学生時代にさんざんやっていたので久しぶりに楽しかったのですが、プライベートの時間で進めていたので、かなり時間がかかりました(笑) 思いついてから約2年経ってます」と教えてくれました。
「いい建築は、
— アネーロ® 𝙏𝙖𝙠𝙪𝙢𝙞 "𝘼𝙣𝙝𝙚𝙡𝙤® "𝙎𝙚𝙠𝙞𝙮𝙖 (@ANHELO69) January 17, 2022
いい弁当になるんじゃないか?」
っていう妄想が生まれたんで、
つくってみました。
藤本壮介さんの「Tokyo Apartment」のお弁当化です。
想像以上に美味しそう。
もしかしたら本当に、いい空間構成は、
いい弁当構成になるのかもしれません。
建築ってすごい。 pic.twitter.com/9JH9DfDmPt
ジャンルを越えてつながるもの
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