2021年も残すところ片手で数えられるほど。トレンド大賞や流行ランキングなど、至るところで今年の総括・振り返りが行われています。
時代を映す鏡となるこのような企画では、しばしば「偏りがあるのではないか」「恣意的ではないか」と批判の声が上がりがちです。
しかし、それを以ってしてもなお、「未知」と遭遇できるキッカケとして価値があるのではないでしょうか?
今回、KAI-YOUメンバーがオススメする2021年のイチオシコンテンツを10つ紹介します。VTuberからヒップホップ、TRPGにジャニーズまで「偏愛」が取り揃えてあります。
年末年始にまったりとお楽しみいただければ幸いです。
2nd Album 「Tele倶楽部」teaser
前作『False Memory Syndrome』で本格的な音楽活動を開始したオシャレになりたい!ピーナッツくん。自我とバーチャルの概念が渾然一体となった新たな“リアル“の形を提示してみせた。一貫してコンプチュアルであり、強度の高い前作のリリースから次に放たれたのがこの『Tele倶楽部』。
新たに彼が見せたのは、徹底的にバーチャルの世界で楽しみ、溺れ、もがく自身の姿だった。多くの女性客演陣を招き、物語の主人公として、あるいはピエロのように飄々と役割を演じていく。ミュージカルのようなこのアルバムでは、ピーナッツくんの自我にとどまらない、よりアイコニックな「バーチャルYouTuber」のリアルが歌われている。
今作から彼のサウンドプロデュースにnerdwitchkomugichanが加わり、さらに音楽的な表現力も増している。nerdwitchkomugichanと制作中であるという3rdアルバムはどのような世界を見せてくれるのか。彼の表現したいこととその引き出しの多さに改めて感服するし、今後のさらなる進化を期待させてくれる一枚。 わいがちゃんよねや / ピーナッツくん研究家【Awich】The Crew Tour Finalにて武道館ライブ情報解禁!
もうこんなの無敵じゃねえか。「THE CREW」の現場で、わたしが抱いた素朴な感想はこの一言に尽きる。
その日お台場に、BAD HOP、CreativeDrugStore、KANDYTOWN、YENTOWNという、今の日本を代表する大所帯ヒップホップクルーが揃い踏みした。この面々が一堂に会している奇跡を、何に例えれば伝わるだろう。落合陽一とマツコ・デラックスと東浩紀とひろゆきが仲良く鍋囲んでるみたいな光景を思い描いてほしい。
一人だけが突出することの多かったひと昔前と違って、クルーの一人ひとりがちゃんとそれぞれ人気で、客席を沸騰させる鉄板のキラーチューンを何曲も抱えている。ストリートの生え抜きから育ちの良いラッパーまで。
2021年のヒップホップイベントと言えば、ルールを無視した「NAMIMONOGATARI」がライブエンタメシーンに暗い影を落とした。意識しようがしまいがその負債は今後ついて回るだろう。しかし、その上であえて言えば、この日のステージは、今の日本語ラップの懐の深さと可能性そのものだった。
にいみなお/KAI-YOU Premium編集長『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』ティザートレーラー
「キムタクが如く」とはしゃいでいる人は『JUDGE EYES:死神の遺言』『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の真髄にまだ触れていない。もう一度最初からプレイしたほうがいい。
木村拓哉さんが元弁護士の探偵・八神隆之となって物理的にも精神的にも躍動するジャッジシリーズは、「もし木村拓哉さんが〇〇だったら……」というifを楽しめるのはもちろんのこと、骨太なストーリーによるリーガルサスペンスアクションが楽しめる21世紀を代表する傑作中の傑作だ。映画一本分〜といった月並みな表現では語り尽くせないボリュームと探偵・八神の言葉の数々がプレイヤーを覆い尽くす。
最新作『ロストジャッジメント』でも同様で、劇中で八神(木村)は「正義」について何度もこちらに問いただしてくる。正義とは何なのか? 法に基づくも? そんな形だけの答えは聞いてねぇ! と言わんばかりに(個人の感想です)。とはいえ、それは答えのない問いだ。
でも確かなことが2つだけある。八神は誰かの上に成り立つ正義を絶対に許さないこと、そして、真実は誰の前にも公平にあるという八神の信念だ。
八神はとあるシリアルキラー(と言っても過言ではない存在と)と対峙する。加えて、2020年度は7年ぶりに減少したものの、前年度までは右肩上がりで上昇していた「いじめ」という社会問題を物語の軸にしながら、居場所を無くした元極道を組織化した半グレ集団、さらに公安・政府まで、物語が進むにつれて八神の前に立ちはだかる壁、つまり真実の扉はより大きく重くなる。
相手が強いほどに八神は燃える男だ。元弁護士というある意味便利な資格を効果的に用いながら立ち回る、我流を格闘技で相手を物理的に倒す。木村拓哉さんが演じるからこそ際立つ軽口を放ったかと思えば元法律家としての理論武装で論破もするし感情に訴えかけて閉じられた扉をこじ開ける。ドラマや映画で木村拓哉さんが何度となく見せてきた逆転劇をも上回る、重厚でありながら爽快なジャイアントキリングだ。 恩田雄多/KAI-YOU.net編集長【魔法使いの約束】アニメーションTVCM_この世界の不思議篇
KAI-YOUの公式noteのネタのために、女性向けソシャゲを色々はじめたのですが、結局、『魔法使いの約束』にハマりました。
最初は、個性豊かな魔法使いたちがいるファンタジーの世界に異世界転生してキャッキャウフフできると思ってたんですが、ストーリーを進めていくうちに、底なし沼のように深く重い設定がどんどん出てきて、常に不穏な空気を漂わせているので進めながら泣いてます。でも本当に描写が美しくて、つらい涙も感動の涙もどっちも流せるので辞められません……。
おススメは1月のアップデートでフルボイス化される1.5部です!来年春にはメインストーリー2部も公開されるそうなので、皆も私と一緒に『まほやく』で情緒ぐちゃぐちゃになろう!(褒めてます)
うぎこ/広報舞台「狂気山脈単独登頂」
2020年ごろよりYouTubeを中心として大きな盛り上がりを見せているTRPG配信カルチャー。
プレイヤーがキャラクターを即興で演じ物語を紡ぐTRPG。それをゲーム実況者やVTuberといった配信者が遊ぶことで、新たなカルチャー・エンタメとして楽しまれるようになりました。
そのシーンの火付け役のひとつであり、人気を集めているTRPGシナリオが、まだら牛さん制作の『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』です。登山家たちのクトゥルフ神話TRPG
それはエベレストをも超える前人未到の山脈に挑む登山家たちの物語。TRPGの特徴である“ダイスゲーム”の魅力を生かしたシナリオ構造によって、テンポのよさと緊迫感が生まれ、長時間のライブ配信でも夢中になれる物語です。また、NPCのキャラ設定やハンドアウト(プレイキャラクターに与えられる設定)が、プレイヤーの名演技を引き出し、アニメや漫画にも近しい新たな物語体験にも繋がっています。
今年10月より開始したアニメ映画化プロジェクトのクラウドファンディングで最終的に1億円を突破するほどに、多くの人がその狂気の山脈が紡ぐ物語に心動かされています。新たに勃興する物語文化・TRPG配信のシーンにおいて、2021年のビッグニュースのひとつとなったTRPGシナリオ『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』をイチオシに挙げさせていただきます!
片山 / マーケティングVRChat - Create, Share, Play
最近話題のメタバース、その中でも「VRSNS」と言われる概念に属するもの。今年の春、なんの気なしにOculus Quest2を購入したが最後、いつの間にかフルトラッキング機材が生えてきて腰と足が動くようになり、プレイスペース確保のために部屋から大きな家具が消滅していました。
魅力はたくさんありますが、自由な外見(アバター)で、身振り・手振りを絡めたリッチなコミュニケーションができる、という体験はVRならではです。
「Vket」や「サンリオフェス」など、いろんな企業やクリエイターが集うイベントも増えてきていて、ますます賑わいを見せているVRChat。プラットフォームはSteam(WindowsPC)とOculus向けの2で展開されており、どちらもゲーム自体は無料で、Steam版についてはVR機器がなくてもアクセスすることができます。年末年始のお休みのお供にいかがでしょうか?
m_k_o / エンジニア『Arcane(アーケイン)』:公式トレーラー
いまや様々なゲーム、音楽の分野で大躍進を遂げているRiot Gamesが贈る映像作品『Arcane』。
すでに関連ゲームやシーズン2の制作についても発表されており、これからのエンタメの中心になることは間違いないはず。そしてアニメ表現(ほぼアートの域)、ファンタジー、音楽と様々な面から楽しむことのできる「Arcane」はその入り口に最適なアニメだと思っています。
「『League of legend』に詳しくないので…」と敬遠されていた方にこそ是非視聴していただきたい。むしろ前情報がない状態でこの映像美と最高の音楽が詰まった世界観に0から浸れるのを逆に羨ましく思うくらいです! PENTAGRAM/デザイナー
この時期にKAI-YOU Videosで取材を行った際に、クルーの発起人であるCannabi$さんは「ケツに火がついた状態」と語り、他のメンバーも「ここからが始まり」とヒップホップにかける覚悟を明かしてくれた。
実際にクルーの活動は精力的で、定期的に新曲がリリースされる。煙たい日常とピースな思想を綴ったバースを5人のMCたちが次々と放り込んでくる独自のスタイルは、LibeRty Doggsからしか得られない楽曲の観賞経験だ。PVもクルーに所属するビデオグラファーが制作を行っている。彼らの街の空気感も堪能できるので、合わせて視聴することをオススメする。
KAI-YOU VideosではLibeRty Doggsの発祥地「大船」と彼らのホームである江ノ島「OPPA-LA」でのライブ、計二日間に渡る取材で彼らのルーツを紐解くドキュメンタリーを公開中なので、ぜひ楽曲と合わせてご覧になってほしい。(ラッパーのことを知れば知るほど、楽曲をより楽しめるため。)映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』予告編
嵐初のライブ映画として現在劇場公開中の『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』。
嵐のライブ、そして嵐の歴史を“そのまま”を映像に残すため、堤幸彦さん監督のもと、ライブ/フィルムカメラマン100人超、カメラ125台を動員して撮影。日本のライブ撮影技術のすべてが詰め込まれた作品です。
活動20周年記念のライブツアーということもあり、シングル表題曲を中心に選曲。チケットの取れないアーティストとして有名な嵐のライブ。テレビ番組の中での彼らしか見たことのない人こそ、一度観てみることをオススメします。
なぜ彼らは国民的アイドルと言われるほどまで支持されるのか? その答えはこの映画に示されています。
都築陵佑/ラッパー・ライターVALORANT Champions Tour 2021ハイライト | VCT Recap
2020年6月にリリースされたFPS『VALORANT』。コロナによる外出自粛や大手ストリーマーがこぞってベータ版をプレイしたという事もあり、プレイヤー人口は瞬く間に増え、大会同時視聴者数は日本国内だけで20万人を超えました。数字から見てわかる通り、2021年最も盛り上がったオンラインゲームと言っても過言ではないでしょう。
リリース直後から多方面のプロチームが『VALORANT』部門を設立。現在では、日本国内のプロチーム数は10を超えています。長年、esportsを見てきた人間として、1年以上給料制のチームが続くこの環境は奇跡に等しいと思います。
先日行われた「VALORANT Champions 2021」では、日本代表・Crazy Racoonは惜しくもベスト16という結果で終わってしまいました。しかし、国内での人気は衰えておらず、選手移籍や海外選手の加入など来シーズンに向けた動きが活発となっています。
自分の腕に自信があり、PCでのFPSシーンでプロを目指したいなら、『VALORANT』が最適解だと思います。
vogel/エンジニア
時代を映す鏡となるこのような企画では、しばしば「偏りがあるのではないか」「恣意的ではないか」と批判の声が上がりがちです。
しかし、それを以ってしてもなお、「未知」と遭遇できるキッカケとして価値があるのではないでしょうか?
今回、KAI-YOUメンバーがオススメする2021年のイチオシコンテンツを10つ紹介します。VTuberからヒップホップ、TRPGにジャニーズまで「偏愛」が取り揃えてあります。
年末年始にまったりとお楽しみいただければ幸いです。
目次
ピーナッツくん『Tele倶楽部』/音楽アルバム
新たに彼が見せたのは、徹底的にバーチャルの世界で楽しみ、溺れ、もがく自身の姿だった。多くの女性客演陣を招き、物語の主人公として、あるいはピエロのように飄々と役割を演じていく。ミュージカルのようなこのアルバムでは、ピーナッツくんの自我にとどまらない、よりアイコニックな「バーチャルYouTuber」のリアルが歌われている。
今作から彼のサウンドプロデュースにnerdwitchkomugichanが加わり、さらに音楽的な表現力も増している。nerdwitchkomugichanと制作中であるという3rdアルバムはどのような世界を見せてくれるのか。彼の表現したいこととその引き出しの多さに改めて感服するし、今後のさらなる進化を期待させてくれる一枚。 わいがちゃんよねや / ピーナッツくん研究家
「THE CREW」/ヒップホップライブ
その日お台場に、BAD HOP、CreativeDrugStore、KANDYTOWN、YENTOWNという、今の日本を代表する大所帯ヒップホップクルーが揃い踏みした。この面々が一堂に会している奇跡を、何に例えれば伝わるだろう。落合陽一とマツコ・デラックスと東浩紀とひろゆきが仲良く鍋囲んでるみたいな光景を思い描いてほしい。
一人だけが突出することの多かったひと昔前と違って、クルーの一人ひとりがちゃんとそれぞれ人気で、客席を沸騰させる鉄板のキラーチューンを何曲も抱えている。ストリートの生え抜きから育ちの良いラッパーまで。
2021年のヒップホップイベントと言えば、ルールを無視した「NAMIMONOGATARI」がライブエンタメシーンに暗い影を落とした。意識しようがしまいがその負債は今後ついて回るだろう。しかし、その上であえて言えば、この日のステージは、今の日本語ラップの懐の深さと可能性そのものだった。
にいみなお/KAI-YOU Premium編集長
『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』/ゲーム
木村拓哉さんが元弁護士の探偵・八神隆之となって物理的にも精神的にも躍動するジャッジシリーズは、「もし木村拓哉さんが〇〇だったら……」というifを楽しめるのはもちろんのこと、骨太なストーリーによるリーガルサスペンスアクションが楽しめる21世紀を代表する傑作中の傑作だ。映画一本分〜といった月並みな表現では語り尽くせないボリュームと探偵・八神の言葉の数々がプレイヤーを覆い尽くす。
最新作『ロストジャッジメント』でも同様で、劇中で八神(木村)は「正義」について何度もこちらに問いただしてくる。正義とは何なのか? 法に基づくも? そんな形だけの答えは聞いてねぇ! と言わんばかりに(個人の感想です)。とはいえ、それは答えのない問いだ。
でも確かなことが2つだけある。八神は誰かの上に成り立つ正義を絶対に許さないこと、そして、真実は誰の前にも公平にあるという八神の信念だ。
八神はとあるシリアルキラー(と言っても過言ではない存在と)と対峙する。加えて、2020年度は7年ぶりに減少したものの、前年度までは右肩上がりで上昇していた「いじめ」という社会問題を物語の軸にしながら、居場所を無くした元極道を組織化した半グレ集団、さらに公安・政府まで、物語が進むにつれて八神の前に立ちはだかる壁、つまり真実の扉はより大きく重くなる。
相手が強いほどに八神は燃える男だ。元弁護士というある意味便利な資格を効果的に用いながら立ち回る、我流を格闘技で相手を物理的に倒す。木村拓哉さんが演じるからこそ際立つ軽口を放ったかと思えば元法律家としての理論武装で論破もするし感情に訴えかけて閉じられた扉をこじ開ける。ドラマや映画で木村拓哉さんが何度となく見せてきた逆転劇をも上回る、重厚でありながら爽快なジャイアントキリングだ。 恩田雄多/KAI-YOU.net編集長
『魔法使いの約束』/ゲーム
最初は、個性豊かな魔法使いたちがいるファンタジーの世界に異世界転生してキャッキャウフフできると思ってたんですが、ストーリーを進めていくうちに、底なし沼のように深く重い設定がどんどん出てきて、常に不穏な空気を漂わせているので進めながら泣いてます。でも本当に描写が美しくて、つらい涙も感動の涙もどっちも流せるので辞められません……。
おススメは1月のアップデートでフルボイス化される1.5部です!来年春にはメインストーリー2部も公開されるそうなので、皆も私と一緒に『まほやく』で情緒ぐちゃぐちゃになろう!(褒めてます)
うぎこ/広報
『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』/TRPGシナリオ
プレイヤーがキャラクターを即興で演じ物語を紡ぐTRPG。それをゲーム実況者やVTuberといった配信者が遊ぶことで、新たなカルチャー・エンタメとして楽しまれるようになりました。
そのシーンの火付け役のひとつであり、人気を集めているTRPGシナリオが、まだら牛さん制作の『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』です。
今年10月より開始したアニメ映画化プロジェクトのクラウドファンディングで最終的に1億円を突破するほどに、多くの人がその狂気の山脈が紡ぐ物語に心動かされています。新たに勃興する物語文化・TRPG配信のシーンにおいて、2021年のビッグニュースのひとつとなったTRPGシナリオ『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』をイチオシに挙げさせていただきます!
片山 / マーケティング
VRChat/VRプラットフォーム
魅力はたくさんありますが、自由な外見(アバター)で、身振り・手振りを絡めたリッチなコミュニケーションができる、という体験はVRならではです。
「Vket」や「サンリオフェス」など、いろんな企業やクリエイターが集うイベントも増えてきていて、ますます賑わいを見せているVRChat。プラットフォームはSteam(WindowsPC)とOculus向けの2で展開されており、どちらもゲーム自体は無料で、Steam版についてはVR機器がなくてもアクセスすることができます。年末年始のお休みのお供にいかがでしょうか?
m_k_o / エンジニア
『Arcane』/アニメ
すでに関連ゲームやシーズン2の制作についても発表されており、これからのエンタメの中心になることは間違いないはず。そしてアニメ表現(ほぼアートの域)、ファンタジー、音楽と様々な面から楽しむことのできる「Arcane」はその入り口に最適なアニメだと思っています。
「『League of legend』に詳しくないので…」と敬遠されていた方にこそ是非視聴していただきたい。むしろ前情報がない状態でこの映像美と最高の音楽が詰まった世界観に0から浸れるのを逆に羨ましく思うくらいです! PENTAGRAM/デザイナー
LibeRty Doggs/ヒップホップクルー
神奈川・大船発のヒップホップクルー・LibeRty Doggs。5人のMCを中心にDJ、ビデオグラファー、デザイナーなど多数のクリエイターが所属する。なんと総勢30名以上。地元で徐々に勢力を拡大をしていった彼らだが、『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』で楽曲『柄悪いけど』が紹介され、全国に存在感を示した。LibeRty Doggs / 柄悪いけど
そして今年4月に開催された『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0 presents 日本語ラップ紹介ライブ in日比谷野音』に出演。ここまでに結成からわずか約一年だというのだから驚きだ。この時期にKAI-YOU Videosで取材を行った際に、クルーの発起人であるCannabi$さんは「ケツに火がついた状態」と語り、他のメンバーも「ここからが始まり」とヒップホップにかける覚悟を明かしてくれた。
実際にクルーの活動は精力的で、定期的に新曲がリリースされる。煙たい日常とピースな思想を綴ったバースを5人のMCたちが次々と放り込んでくる独自のスタイルは、LibeRty Doggsからしか得られない楽曲の観賞経験だ。PVもクルーに所属するビデオグラファーが制作を行っている。彼らの街の空気感も堪能できるので、合わせて視聴することをオススメする。
KAI-YOU VideosではLibeRty Doggsの発祥地「大船」と彼らのホームである江ノ島「OPPA-LA」でのライブ、計二日間に渡る取材で彼らのルーツを紐解くドキュメンタリーを公開中なので、ぜひ楽曲と合わせてご覧になってほしい。(ラッパーのことを知れば知るほど、楽曲をより楽しめるため。)
密着:LibeRty Doggs 柄悪いけどいいヤツらの正体
古見湖/KAI-YOU Videos ディレクター『ARASHI 5×20 FILM』/ライブ映画
嵐のライブ、そして嵐の歴史を“そのまま”を映像に残すため、堤幸彦さん監督のもと、ライブ/フィルムカメラマン100人超、カメラ125台を動員して撮影。日本のライブ撮影技術のすべてが詰め込まれた作品です。
活動20周年記念のライブツアーということもあり、シングル表題曲を中心に選曲。チケットの取れないアーティストとして有名な嵐のライブ。テレビ番組の中での彼らしか見たことのない人こそ、一度観てみることをオススメします。
なぜ彼らは国民的アイドルと言われるほどまで支持されるのか? その答えはこの映画に示されています。
都築陵佑/ラッパー・ライター
『VALORANT』/ゲーム
リリース直後から多方面のプロチームが『VALORANT』部門を設立。現在では、日本国内のプロチーム数は10を超えています。長年、esportsを見てきた人間として、1年以上給料制のチームが続くこの環境は奇跡に等しいと思います。
先日行われた「VALORANT Champions 2021」では、日本代表・Crazy Racoonは惜しくもベスト16という結果で終わってしまいました。しかし、国内での人気は衰えておらず、選手移籍や海外選手の加入など来シーズンに向けた動きが活発となっています。
自分の腕に自信があり、PCでのFPSシーンでプロを目指したいなら、『VALORANT』が最適解だと思います。
vogel/エンジニア
みんなの2021年イチオシは何? SNS・コメントまで!
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